プレミアムテキスタイルジャパン2025春夏(Premium Textile Japan 2025 Spring/Summer)が5月に開催

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日本ファッション・ウィーク推進機構が主催する「プレミアムテキスタイルジャパン2025春夏(Premium Textile Japan 2025 Spring/Summer)」が2024年5月9日と5月10日の2日間、東京・有楽町の東京国際フォーラム・ホールE-1で開催される。プレミアムテキスタイルジャパンとしては26回目となる今回は国内59件、海外(中国、オーストラリア、韓国)11件の計70件92.5小間が出展。<Aゾーン>短繊維(コットン、麻、ウール、複合)30件、<Bゾーン>長繊維(化合繊、シルク、機能素材、複合)21件、<Cゾーン>染色・後加工、プリント、刺しゅう・レース、皮革14件、<Dゾーン>服飾資材、ニット、撚糸(ねんし)、パイル5件の4つのゾーンで、2025年春夏向けの最新テキスタイルを紹介する。また、将来のファッション業界の発展に向けて、「素材を学びの場」として、昨年から学生の入場を解禁したが、今回もWebによる事前登録を行えば、学生も入場できる。

「プレミアム・テキスタイル・ジャパン」は、付加価値の高い素材を提供するテキスタイルメーカーと、アパレル・リテール企業のバイヤーやデザイナーブランドのデザイナーとのビジネスマッチングの場を提供するビジネス商談会。

会場入り口に設置する「トレンド&インデックス」コーナーでは、多様性をテーマに空間構成。「たそがれ あかつき」「建築家 小説家」「ジャズ クラシック」「散歩道 帰り道」の4つのキーワードで編集し、2025年春夏向けの最新テキスタイルを紹介する。

「次の売れ筋テキスタイル」を紹介する特別企画「What’s Next」コーナーでは、出展企業39社98点の応募の中から実行委員による1次審査通過した、35社35点の生地を会場で展示する。

また、「What’s Next」-Sustainable-「サステナブル・テキスタイル」の啓発と促進については、従来のサステナブル素材を集積したコーナー展開は啓発の初期目標を達成したため、素材展示はトレンド&インデッ クスコーナーでのサステナブル分類下げ札で表示することに集約。今回から日本国内における旬なサステナブルの取り組み事例や提言、トピックスやニュースを取り上げ、繊維業界へ発信していく。

今回の「プレミアムテキスタイルジャパン2025春夏」では、新しい試みとして、一般社団法人ユニステップ(unisteps)が提言する「ファッション・アパレル産業のサステナビリティの今を知る展示」を紹介。「TOKYO FASHION CROSSING」の関連イベントとして開催された「ファッションリボリューションジャパン(FASHION REVOLUTION JAPAN)」で使われた、「代表的な素材の原料」じゅう器や「10年間の変化で服のカタチからは見えてこない、ファッション産業を取り巻く状況の変遷を可視化し、ファッションと自然環境のつながり、ファッションの労働環境、人と服の関係性、さまざまな情報で構成されたインフォグラフィックバナー」をレンタルし、展示訴求する。

さらに、今回は抽選で決めていた小間割についても、例えばデニム系を探しているバイヤーが探しやすいようにデニムを提案している企業にフォーカスし、近くにするなど、来場者の利便性を考慮し、同じゾーンの中でもゾーニングを細かく分けて会場を構成。

4月12日に行われた記者説明会で日本ファッション・ウィーク推進機構の古茂田博事務局長は「毎回、こういうものを探しているが、どこへ行ったらいいのかという問い合わせがくる。抽選によって場所決めるのは不公平感はないが、展示会の基本は来場者にとってどうかということ。こういうものを探しに来てるのに、それがどこにあるのかよくわからないのではなく、そうした問い合わせに対して、A社、B社、C社で固まってるので、そのあたりでお尋ねください、と答えられるように変更している」と説明。

また、古茂田事務局長は、今後について「2025年からプレミアムテキスタイルジャパンとJFW ジャパン・クリエーションを新しいやり方に大きく変えようと思っている。今、構想中だが、いろんな新しい企画、コンテンツを作っていこうと思っている」との考えも明らかにした。

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