ウジョー（Ujoh）は2024／2025年秋冬パリコレクション最終日の3月5日、ランウェイコレクションとデジタルで2024／2025年秋冬コレクションを発表した。80年代にBruce Weberが撮り下ろした作品「Men & Women」にみられるたっぷりとして身を包んでくれる贅沢さ 優美でエキゾチックな布使いのムード、作品から想像する纏う所作や揺れる布の動き、ずっしりと贅沢な布使いからインスパイアされたコレクションを見せた。Photos: Courtesy of Ujoh
ウジョー（Ujoh）2024／2025年秋冬コレクションリリース
フォルム、シルエット
スクウェアに裁った流れ落ちるドレープや、衿先や裾から裁ち出されたフリンジ
テキスタイル
フォーマルウェアに用いるスモーキングクロス（smoking cloth）、ドスキン（doeskin）で仕立てた構築的なテーラードと、そのマットな質感のウール素材の中に浮かび上がる艶やかなナイロンタフタで作る機能的なウェア
スタイル
たっぷりと流動的な量感と対照的な構築的テーラリング、ボトムやドレスの重ね付け、袖と一体になったストール、左右で分かれてタブリエのように重ねつけ出来るセパレートスカート
キ ー カ ラ ー
モスグレー、エボニー、スチールグレー、グレージュなどのニュアンスカラーをミックスしてスタイリング。差し色にはトパーズ、ダスティーパープル、マルベリー
ウジョー（Ujoh）2024／2025年秋冬コレクションLOOK
Staff Credit
Stylist Mika Mizutani
Hair Kazue Deki (Caliste)
Make up uchiide (shu uemura)
Music Sam Gendel
Casting director Shimana
Show production EYESIGHT
Production Management Benjamin Bernadet
ブランドプロフィール
コレクションブランドでパタンナーとして経験を積んだ西崎暢（Mitsuru Nishizaki）・亜湖（Aco）により2009年にスタート。心に差し響く美しい線を大切にした本質的なテーラードを軸に、あえて均整をこわしたデザインや大胆なカッティングをといった新たな息吹を吹き込むことでこれまでにないテーラリングを提案する。新鮮なレイヤードバランスを生むアシンメトリックなデザインや独自のスタイリングを楽しめる細部は常にアップデートされ、身体と服の関係を解き明かす試みの中から生まれた知的でハンサムな空気を演出する。2019年にはメンズラインをスタート。ユニフォームやミリタリーといった服づくりの原点となるディテールを意識的に取り入れながら、真摯なテーラリングを踏襲している。2020 年秋冬にパリで初めてのショーを発表し、2021年秋冬コレクションにてパリ・ファッションウィークへ初参加を果たす。以来、世界を視野にパリでの新作発表を続けている。
