第56回モード・イン・フランス(Mode in France)展2024/2025年秋冬コレクション開催

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第56回モード・イン・フランス(Mode in France)展2024/2025年秋冬コレクションが2024年2月6日から2月8日まで、東京都渋谷区恵比寿のEBiS303で開催された。36ブランドが出展し、2024/2025年秋冬コレクションを紹介した。

フランス婦人プレタポルテ連盟(Fédération Française du Prêt à Porter Féminin)が主催するモード・イン・フランス展は、日本でフランスの最新コレクションを紹介するもの。今回は初出展の3ブランドを含む29ブランドが出展した。また、新しい試みとしてパリのショールーム「タレント・トゥ・トレンド(TALENT TO TREND)」も参加し、モッシ(MOSSI)などエッジの利いた7ブランドを紹介した。

さらに、今回は、来場者に体験を提供するため、台湾人アーティストJATS(ジャイム・トン・スフル=J’aime ton souffle)も招聘された。JATSはブースで作品を展示し、実際の制作も披露した。そのほか、フランスの蜂蜜酒の試飲と販売も行われた。

主催者は、「衣類については日本はフランスにとって8番目の貿易相手国であり、2023年1月から11月は前年比34パーセント増となるなど好調。モード・イン・フランス展は台北やソウルでも開催されていますが、出展者数では東京が最も多い」と述べ、日本市場の重要性を強調した。

また、タレント・トゥ・トレンドの参加については、「複数の有望なブランドを一度に紹介できるため効率が良い。また、ミセス層が中心のモード・イン・フランス展にとって若いブランドも充実させるという課題を解決する力強い存在です」と語った。

パリコレクション(パリ ウィメンズ ファッション ウィーク)の公式スケジュールでコレクションを発表しているモッシ(MOSSI)。グレ(GRES)からインスピレーションを得たという今回。プリーツなどを用い、マスキュリンとフェミニンを融合した構築的なデザインを紹介した。

オートクチュールメゾン出身の女性ディレクターが手掛けるベレニス・パリ(BERENICE PARIS)は、ディテールにこだわったモードなスタイルや多様な着こなし方ができるデザインが特徴。今回の展示会では、フェイクレザーのスカートやトウモロコシ由来のファーライクなコートなどを提案した。同ブランドは、「日本での展開を広げるために出展しました。日本でもヴィンテージやレトロがトレンドになっているので、ブランドを知ってもらえれば可能性はあると思います」としている。

ステラ・フォレスト(STELLA FOREST)は、パリのプランタン(Printemps)など世界350店舗で展開しているブランド。今回はアジアでの展開を強化するためにモード・イン・フランスに出展した。インドで刺しゅうされたシャツ、オリジナルプリントのシャツとパンツ、袖を取り外せるブルゾン、フランス陸軍コートの生地をアップサイクルしたコートなどを展示した。

ヴァンクヴェール・スイート109(VENTCOUVERT SUITE 109)は、レザーやベルベット、ラムレザーなどの高品質な素材を使用しながらも手ごろなアーバンスタイルのアイテムで人気のレザーブランド。今回は、リバーシブルのコートやジャケット、ストレッチ性のあるレザーや洗濯可能なレザーなどの機能的な素材を使ったアイテムなど紹介した。また、食肉用に加工された後に残る皮を使ったレザーなど、環境にも配慮した素材も取り入れている。

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