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「第55回モード・イン・フランス(Mode in France)展2024年春夏コレクション」が7月25日から7月27日の3日間、東京・渋谷の恵比寿のEBiS303で開催された。26社28ブランドがパリの合同展に先駆けて2024年春夏コレクションを発表した。初日の夕方の時点で来場社数は前年比70パーセント増、来場人数では同55パーセント増となるなど、初日から多くのバイヤーや関係者が来場し、活発な商談が行われた。
初日に会見したフランス婦人プレタポルテ連盟(Fédération Française du Prêt à Porter Féminin)インターナショナル・プロジェクト・ディレクターのアンヌ=ロール・ドゥリュゲさんは「日本は大切なパートナー。常に貿易相手国のトップ10に入っている。2023年も4月までで8位。前年の同じ時期に比べ38パーセント増となった。また、フランスのプレタポルテの状況もコロナ前、2019年の水準に戻っている」とした上で「出展社は1年前の17社から26社に増えた。これからも(コロナ前ぐらいまで)増やしていきたい。為替(円安ユーロ高)の影響はあるが、今回の展示会では今のところ影響はない」などと話した。
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初出展については、ヴェルティカル・ラクセソワール(Vertical l’Accessoire)はメンズのサスペンダーやベルトとともにスマートフォンケースなどを紹介。初日から受注があった、という。
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パリのマレ地区に200平方メートルのブティックをオープンする予定のザ・ハイドアウト・クロジング(The Hideout Clothing)。今回はカリブのスラム街の重々しい雰囲気とパリの洗練された雰囲気をミックスしたデザインや、ベルリンやイギリスをイメージしたデザインなどを展示した。「日本ではまだ販売していない。日本のバイヤーやパリに来る日本のバイヤーにアピールしたい」と話す。
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スポーティーなメンズウエアが中心のアリストー(Aristow)は、ゴルフ、セーリング、テニス、カースポーツ、ポロなどをテーマにしたコレクションやパリオリンピックをイメージした商品などを紹介。現在は南フランスの直営店24店舗で販売。また、韓国ではライセンス展開し、人気だというが、「日本でもライセンス展開をする相手が見つかればと思っている」としている。
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グレース・アンド・ミラ(Grace & Mila)は、旅行をテーマに海や太陽、エスニックなどをイメージしたコレクション。これまではSからXLまでだったが、今回はすべての商品で日本向けのサイズとしてXSを展開。フランスではプランタン、ギャラリーラファイエットなどで販売しているが、日本では未展開であることから5サイズ展開にした。
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日本でのエージェントを見つけるため今回参加したという、メンズのパ・ズュヌ・マルク(Pas Une Marque)は、ルネ・マグリットからインスパイアされたプリントが特徴のシャツ、自転車のチェーンを乗せて染めたコートやパンツなど、哲学的なコレクションを紹介した。
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2回目となるディエガ(Diega)は、麻、綿、シルクビスコースなど、イタリアの高級素材や、オリジナルプリントを使った商品を展示。現在、ボンマルシェ、プランタン、メルシーをはじめ、世界600店舗で販売していて、日本でも10店舗で展開しているが、前回5件の受注があり、今回も日本市場での拡大を目指して参加した。
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ヴェ・ドゥ・ヴァンスター(V.de.Vinster.)は、エスニックや旅からインスピレーションを受けたコレクション。タイダイ染め、手刺しゅう、パッチワーク、インディゴなどが特徴になっている。全盛期には日本とのビジネスが全体の50パーセントを占めていたが、近年減少していたので、日本での展開を強化するためモード・イン・フランスに参加した。