バルセロナ発ファッションブランド「デシグアル(Desigual)」は、イタリアとハイチにルーツを持つデザイナー、ステラ・ジーン(Stella Jean)とのコラボレーションコレクションを発売した。
昨年4月にローンチしたコラボレーションカプセルコレクションに続く、2度目のコラボレーションとなった今回。デザイナーのステラは再びハイチ人のルーツを掘り下げるとともに、幼少期に過ごしたローマの魅力と融合させた、鮮やかな色彩へのこだわりと独自の個性を持つプリントへの情熱を表現した。
また、今回のコレクションでは、サステナブルな繊維であるLenzing™ Ecovero™、BCIコットン、リサイクルポリアミド、レザーワーキンググループによって認証されたレザーを採用するなど、環境に配慮されたコレクションとなっている。
Txema Yeste が撮影したこのキャンペーンビジュアルは、私たちを地中海に誘い、夢のような自然の光の世界へと導いてくれる。これは、デシグアルとステラ・ジーンによる自身の、強い想いであり、より良いファッションへのコミットメントを表すもの。
コレクションを代表するアイテムは、マキシ丈のシャツドレス。一見、南イタリアらしいプリントだが、実際にはカリブ海の特徴的なモチーフが黒い背景に力強く描かれている。シンプルなストロークかつドリーミーな色調で、キリンや鳥などの動物・南国の葉・花・水差しが描かれている。
同じプリントを白地に施したマキシドレスは、何メートルもの布を使ったボリュームのあるデザインで作られている。また、ブルー系のドレスでは、ネックラインにフリルをあしらったデザインの上に柄が広がっている。
インディゴからコバルトブルーまでのパレットが、コレクションの最も特別なプリントにも使用されている。絞り染めのようなブルーとホワイトの抽象的なモチーフに、レッド、イエロー、グリーンの細かい縦じまがアクセントを添えている。ワイドなスカート、ボクシーなブラウス、結び目のあるネックラインのショートドレスがこのプリントで作られており、もうひとつのミニドレスはブラックで、サイドのカットアウトと刺しゅうが施されたパフスリーブが特徴になっている。
また、ピンクの空にヤシの木を描いたトロピカルプリントの水着、赤いミニパレオが付いた黒のビキニ、野生の馬がプリントされたポンチョなどのビーチウェアも充実。アクセサリーとして、同じくステラ・ジーンがデザインしたサンダルが目を引く。
ステラ・ジーン(Stella Jean)
ステラ・ジーンは、イタリアで最もエキサイティングなコンテンポラリーデザイナーの 1 人。 ローマで育ち、ハイチ人の母親を持つ、彼女のキャリアの軌跡は華々しいものだった。 過去 10 年間で、彼女はVogue Italia の Who’s On Next コンテストで優勝し、ジョルジオ・アルマーニのプロテジェとしてミラノファッションウィークに参加、さらにはルブタンのデザインも手がけた。 ステラは、自身の作品をスピーカーとして理解し、なかなか世間の注目を集めることができないストーリー、様々な文化、 SDGS、アイデンティティなどについて伝えている。 彼女の信念は国連や欧州議会でも共感を呼んでおり、彼女のデザインはビヨンセ、リアーナ、ゼンデイヤなどにも愛されている。
デシグアル(Desigual)
デシグアルは、1984 年にバルセロナで設立されたインターナショナルなファッションブランド。最高を表現したい人々にポジティブでオーセンティックなメッセージを届けているブランド。その個性とユニークさで有名。同社は現在、その将来にとって重要な時期にある。新世代のコンシューマーを惹(ひ)きつける目的で、イメージ、コレクション、スペースを刷新している。現在 2600人以上の従業員を擁し、109か国に、10の販売チャネル、393 のモノブランド店、6つの製品カテゴリ(レディース、メンズ、キッズ、アクセサリー、シューズ、スポーツ)を展開している。