コス（COS）は2023年春夏ニューヨークファッションウィーク会期中の9月13日、マンハッタンのスターレット・リーハイビルで2022／2023年秋冬コレクションを発表した。
世界屈指の大都市、ニューヨークのダイナミックなエネルギーからインスピレーションを得たCOS。今回はニューヨークのパワフルな背景の中で、多様なコミュニティと個人の表現を讃（たた）えるため、ニューヨークを発表の場に選んだ。
アメリカファッション協議会（Council of Fashion Designers of America以下、CFDA）の公式スケジュールの中で開催された今回。ニューヨーク・マンハッタンを象徴する高層ビル群を背景に、今シーズンだけでなく永続的にも理想的なワードローブの基礎となるコレクションを発表した。
ニューヨークからインスピレーションを得て制作された反射材で覆われたランウェイ。周辺の建築物を映し出したランウェイ。周囲のダイナミックなエネルギーを吸収し、気分を高揚させる色、光、動きが高揚感と力強さを生み出す。
トレンドよりスタイルを優先し続けるコンセプトはそのままに、タイムレスでありながらも革新的なCOSのテーラリングは更にアップデートされている。シングルブレストやダブルブレストのブレザーは機能的でありながらエレガントにも羽織れ、トラウザーは流れるようなシルエットが特徴。グリーン、パープル、ピンク、オレンジなど、たくさんの美しい色はポジティヴィティを表現し、レトロなテイストを未来のアイコンとして生まれ変わらせた。
70年代スタイルのレザーブーツやモヘアニットベストから 90年代のミニマルなテーラリングやグランジスタイルのマルチレイヤードまで、様々な要素が混ざり合い、リラックス感が漂うシルエットを完成される。
サボテン革のヴィーガンレザー「Desserto®」のバッグや、ニット編みのフーディ、バケットハットといったアクセサリー類は、日常的なスタイリングに華を添え、個性を表現するためのアクセントになっている。
また、素材にもこだわり、コレクションの 92パーセント以上が持続可能な方法で調達された素材から作られている。ニュートラルなスーツには、染色されていないナチュラルなカシミアのニットをコーディネート。クラシックなコートスタイルは、ユーティリティから着想を得てオーバーサイズにデザインされたものや、レザーやヘリンボーン、ツイード素材を用いることでデイリーウェアとして最適なアイテムに変化させている。
さらに、今シーズンはクオリティ、ディテールともに徹底したこだわりを追求したオケージョンウェアが初めて登場。ショーのスタイリングに登場したスカートには、COSのアトリエで開発された 100パーセントリサイクルのスパンコールが用いられ、コインモチーフが施されたイブニングドレスには、上質なカシミアのコートを合わせて、スタイリングを完成させた。
画像提供：COS
コス（COS）2022／2023年秋冬コレクションLOOK
