乃木坂46の29枚目のシングル『Actually…』の衣装デザインをミカゲシン(MIKAGE SHIN™️)の進美影が担当

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ミカゲシン(MIKAGE SHIN™️)のデザイナー進美影は、3月23日に発売された乃木坂46の新曲『Actually…』のミュージックビデオで衣装デザインを担当した。

多方面で活躍する個性の集合体である乃木坂46とファッションを通じて社会課題に向き合う次世代のファッションデザイナー進美影の思いが重なった今回の衣装は、ミカゲシンのコレクションを象徴するパターンやテキスタイルを採用しながらも楽曲とリンクした新たなクリエイションとして生み出されたもの。

衣装写真提供 : 乃木坂46合同会社

デザイナー進美影コメント

進美影は「楽曲全体の疾走感や、目まぐるしく変わる自己の葛藤・情動を、均衡の取れていないアシンメトリーなシルエットや構造に載せることで、感情の危うさや意志の揺れ動きを表現しました。乃木坂46がこれまで築いてこられた『上品さ』『気品』と言ったアイデンティティを大事にしながらも、楽曲の世界観に合わせ『凛(りん)』とした佇(たたず)まいを持たせるために、ベース布地には上質なウールスーツ地を採用し、メインカラーは無彩色にしました。楽曲全体の疾走感やスピード感は、ミカゲシン2022/2023年秋冬コレクションで採用した哲学者・ニーチェの手記をオリジナルコラージュしたテキスタイルで表現しました。筆跡の力強さや所々掠(かす)れている荒々しさが、楽曲全体の疾駆する旋律にマッチすると考えました。また、このニーチェの手記柄は本になる前の殴り書きや過程をメインとしており、『今ここがゴールではなく、まだまだ様々な可能性や多様な未来が待っている』という願いを込めたものです。今までの可れんで優美なイメージももちろん、他にもかっこいい一面や凛(りん)とした強さも持ち合わせていて、これからどんな表情や表現を見せてくださるのだろうと、私自身も楽しみで仕方がないです。それぞれの方の個性や魅力がより輝くよう、パンツスタイルの方もいたり、肩が開いたデザインの方もいたり、ディティールにも御注目いただけますと幸いです」などとコメントしている。

ミカゲシン(MIKAGE SHIN™️)デザイナー進美影プロフィール

ミカゲシン(MIKAGE SHIN™️)はデザイナーの進美影がニューヨークのパーソンズ美術大学を卒業後、2019年10月にニューヨークで設立したジェンダーレスブランド。進美影は1991年東京都出身。早稲田大学を卒業後、電通に入社。退社後、パーソンズ美術大学に入学し、在学時にニューヨークファッション・ウィークでのショーに招待される。以降、学生ながらからニューヨークファッション・ウィークやバンクーバーファッション・ウィークなど数多くのファッションウィークに招待され、コレクションを発表。2020年2月、注目の若手デザイナーに選出され、パリコレクション期間中に開催されたOnes to watchでブランド初となるパリでの合同ランウェイに参加。2020年9月に活動拠点をニューヨークから日本に移し、日本での本格展開をスタートした。『個々人の知性と強さを引き出す』をコンセプトに、性別、年齢、国籍などのステレオタイプに囚(とら)われることなく、個人個人がなりたい自分になるために、哲学的なストーリーと構築的なパターンワーク、ウィットの効いたグラフィックを強みとし、男性モデルのスカートルックなども提案。高いデザイン性とデザイナー自身のSNSを通じたジェンダーや社会問題への積極的な発信や、アニマルフリーの素材やリサイクル素材を積極的に採用するサステナブルへの取り組みも行なっている。2021年3月、楽天ファッション・ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)に初参加。同年5月には日本財団主催・落合陽一氏をディレクターに迎えたダイバーシティ・ファッションショーのデザイナーに抜擢され、多様な身体の拡張をテーマにタレント・りゅうちぇる氏にジェンダーレスワンピースを衣装提供した。

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