「FASHION PRIZE OF TOKYO 2022」第4回受賞ブランドCFCLが凱旋イベント開催

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「FASHION PRIZE OF TOKYO 2022(ファッション プライズ オブ トウキョウ 2022)」第4回受賞ブランドであるCFCL(シーエフシーエル)は楽天ファッション・ウィーク東京2022年秋冬4日目の3月17日、表参道ヒルズ本館B3F スペース オーで「FASHION PRIZE OF TOKYO 2022 WINNER’S EVENT」を開催した。Text & Photo : Shinichi Higuchi(樋口真一)

「FASHION PRIZE OF TOKYO」は、既に国内外で知名度と実績がありながら、海外で継続的にコレクションを行っていない東京のデザイナー1組を選び、パリのメンズまたはウィメンズのファッション・ウィークでの1年間2シーズンのファッションショー形式のコレクション発表とショールームイベントをサポートするもの。第4回受賞デザイナーに選ばれた高橋悠介さんは、2022/2023年秋冬パリコレクション(Paris Fashion Week® Womenswear Fall/Winter 2022-2023)初日の2月28日、公式スケジュールでVOL.4コレクションをデジタル形式で発表した。

パリコレクション発表の凱旋イベントとなった今回。パリコレクションではブランド設立時のVOL.1から前回のVOL.3まで続けてきた、3シーズン続けてきた生活に則したニットの器を意味する「Knit – ware」に一人ひとりの個性に人体の形状を超えた「outline」を描くということをプラスした「Knit-ware Outline」をテーマにしたコレクションをデジタル形式で発表したが、東京では3面のスクリーンを駆使したサウンドインスタレーションと、服の展示でコレクションを発表した。

「光と影、都会と自然、今と未来。二元論的な定義から漏れ出した、境界線上にある事象や 存在を見つめ、世の中をアップデートすることが現代に必要なデザインだと私たちは考えます」というCFCL。高橋さんは「フィジカルはコレクションでもキーワードになっている。フィジカルかメタフィジカルかというのは二元論的な考え。パリで発表した映像は、スタジオで行ったフィジカルなランウェイショーを撮影した映像と雪山で撮影した映像を混ぜて、リフレクションやスロー再生することで、デジタルに落とし込んだ。今回もパリで発表したデジタル映像とコレクションを作っている新潟の工場を撮影した映像を再編集し、5分間の映像にまとめたものを、3面のスクリーンに左と右で別々に映し出すとともに、サウンドクリエーターの声を切り刻んで、再編集した音も14のスピーカーから別々の音を出した。デジタルでは表現出来ないもの、フィジカルな場で目と耳、体で浸透させないと伝わらないものを体験して、持って帰ってもらえる場にしたいと考えた」と話す。

「モデルがランウェーを歩けばフィジカルなのか。今、消費者に向けてハイレベルで、デジタル化されたものをオンラインで配信していることを考えると、それもフィジカルではなくなっているのではという考えも取り入れた」という高橋さん。次回のパリでの発表は9月のウィメンズコレクションのスケジュールでショー形式での発表を考えているというが、それがどのようなものになるのかも注目される。

CFCL Brand Profile

代表兼クリエイティブディレクター:高橋悠介
CFCLは、Clothing For Contemporary Life(現代生活のための衣服)の頭文字。Dコンピューター・ニッティングの技術を中核に据え、時代に左右されない衣服を提供。同時に、衣服としての機能性、環境への配慮、最適な国産素材の選択、流通経路の透明性を追求することを現代生活に求められる衣服の定義とし、実験的で先進的な姿勢を携えながら、今の時代を生きる人々のための製品を提案している。

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