フォーサムワン (FORSOMEONE) 2022/2023年秋冬コレクション「The Way We Were」

  • URLをコピーしました!
Pocket

©FORSOMEONE

フォーサムワン(FORSOMEONE)は、2022/2023年秋冬コレクション「The Way We Were」を発表した。

80年代、ロンドンのファッションシーンをけん引したスタイリストのレイ・ペトリ(Ray Petri)を中心に、異なる分野のアーティストたちで結成されたコレクティブであり、彼等(ら)が生み出したスタイル「バッファロー(Buffalo)」や、ガス・ヴァン・サント (Gus Van Sant)監督の映画『ドラッグストア・カウボーイ(Drugstore Cowboy)』(1989年)や『マイ・プライベート・アイダホ(My Own Private Idaho)』(1991年)など、今シーズンも小川自身が通ってきたカルチャーを出発点にコレクションを制作したフォーサムワン。

男性が持っている多様な側面をコレクションを通して服に表現。異なる色味のウールを組み合わせたスーツ、ブッシュパンツとベイカーパンツを組み合わせたトラウザーズ、3rdジャケットと4thジャケットを組み合わせたデニムジャケットなど、異なるマテリアルやデザインをドッキングすることで、新しい感覚のアイテムを生み出した。

また、ドッキングの過程で生じるギャップ(ずれ)も、そのままディテールとして生かされた。スーツやシャツは、テーラリングの基礎をしっかりと踏襲しながらも、あえて、ウィメンズのドレスやスカーフのマテリアルを合わせている。

フォーサムワンは、2000年代初頭からコスチュームデザイナーとして、日本を代表するミュージシャンや役者の衣装を手掛けてきたデザイナーの小川哲史がデザインするメンズブランド。アメリカンヴィンテージを出発点に、多様なカルチャーからの引用や、コスチュームメイキングの要素をミックスしながら、現代的なワードローブを提案している。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!