株式会社デサント小関秀一社長2022年新年挨拶
年頭にあたり謹んで新年のご挨拶を申し上げます。2021年は、引き続き新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)の影響を受けつつも、ワクチン接種が進み、我々の主要事業エリアである日本・韓国・中国でも経済活動が再度活発になりました。また、『デサント』ブランドでサポートしている大谷翔平選手が大きな活躍をし、私自身も多くの感動や楽しみを得ました。スポーツ大会の開催も復活し、スポーツが持つポジティブな力が発揮された 1 年だったと感じています。
新たな変異株の流行もあり、コロナに関して市場や生産体制が影響を受ける状況はもうしばらく続く一方で、健康への関心が高まっていることもあり、スポーツ業界には追い風が吹いています。コロナをきっかけに新しい生活様式が定着しつつありますが、この状況と当社が展開する、着用シーンをスポーツに限定しない動くためのウエアである「MoveWear(ムーブウェア)」の親和性は高いと感じています。
DTC(Direct to Consumer)事業拡大を目指す
現在最も注力している日本事業の構造改革においては、お客様と直接関りを持てる DTC(Direct to Consumer)事業の拡大を目指しています。お客様のニーズを把握し、スポーツ以外のシーンにおいてもお客様にご満足いただける商品を提供できるよう、より一層当社の競争力の根源である「モノづくり」に注力し、更なるこだわりを持った商品開発に取り組んでいます。モノづくりの強化と DTC 事業の拡大を通して、長く使っていただける高品質の商品をお客様が必要とする分だけ作る。そういった取り組みを通じて生産過程における温室効果ガスや廃棄の削減に努めるなど、サステナブルな取り組みを推進します。
企業理念である「すべての人々に、スポーツを遊ぶ楽しさを」を提供することを実践してまいりますので、今後とも何卒ご支援賜りたくお願い申し上げます。