アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド(Andreas Kronthaler for Vivienne Westwood)は2022年春夏パリコレクション会期中に、2022年春夏コレクションを発表した。
アンドレアス・クロンターラーは今回のコレクションについて「全てが異なる快適さを追い求めたスタイリング。残反や破れたジョーゼットを利用したハンドニット。マリリンを思い浮かべながら焦点を当てたペンシルスカート。セクシーなジャケットと合わせてスーツとして着用できるショーツ。ユニセックスのアイテムやプリント、ラバーを多用し、ホワイトとブラックを基調にローズピンクやレッドを差し込んだ。ホワイトのオーガンジーで仕立てた透け感のあるドレスはコットンのポロシャツと合わせた。胸まで伸びるフードはブラのように、白いシルクツイルのダブル仕立てのマントはドレスとして着用。ブラックのタオル地で仕立てた同型のマントはコートとして着せ付けた。ラズベリーカラーのダマスクを用いたネルコートのパジャマスーツや、ブラックのシルクサテンとチュールをボンディングし、ハリを持たせた生地でジップアップ仕様のブルカを制作。襟がぶら下がったホワイトのシャツは 17 世紀のシルクサテンを用い、ショールはドレスに仕立て直した。帽子には身の回りにあるものを利用して装飾を施した」と説明。
その上で「私は新たな始まりを考えていましたが、実現するためにはスペースを確保する必要があります。今回のコレクションは新たな幕開けに向かうための第一歩となっています。このコレクションが新たな海岸へと続くことを願ってやみません。劇監督のピーター・ブルックは“演劇とは生活の質に直結する表現の探究であり、その探求の中に目的の本質を見つけることができる”と語っています。ヴィヴィアンにこのコレクションを着てもらうのが楽しみでなりません。まずは着てみて」とコメントしている。