フェラーリは、6月13日、本拠地であるマラネッロでファッションショーを含むリアルイベント「FERRARI EXPERINCE」を開催した。ブランド多様化プロジェクトの一環として行われたもの。ウィメンズ、メンズ、子供のコレクションを発表した。
フェラーリ多様化部門の最高責任者、ニコラ・ボアリ(Nicola Boari, Ferrari’s Chief Brand Diversification Officer)の指揮とロッコ・イアンノーネ(Rocco lannone, Creative Director)のクリエイティブ・ディレクションのもと、フォーミュラ1やグランツーリズモの車を超えるブランド体験の創出を目指す同プロジェクト。このプロジェクトによる新しいコンセプトの初めての店舗は6月14日、マラネッロにオープン。ミラノ、ローマ、ロサンゼルス、マイアミでのオープンも予定している。また、フェラーリ公式ECサイト(Ferraristore.com)でも販売するので日本からも購入することができる。
ラグジュアリーファッションからスタートし、その事業範囲を拡大しているフェラーリ。ショーは職人技と美意識に根ざす互いの関係性を際立たせるため、マラネロにある工場の生産ラインで開催。関連のないように見える自動車とファッションが生産において同じルーツを共有し、共生関係にあることを強調した。
フェラーリは「自動車は身にまとう乗り物であり、1着の洋服も同じように考えることができます。 素材、色、デザイン、機能を統合して、身体を包み、機能を高め、形を再考し、保護し、フォルムを誇張します。 人間のボディが根源にあり、そのボディを覆い、高速で動かすメカニズムが発端となっています。様々な形でファッションと車作りが融合します。車には性別がないように、服もまた同様です。流動的であるのは当然のことなのです」としている。