佐藤繊維はメンズニットブランド991(キューキューイチ)の2020/2021年秋冬コレクションで新たなアイテムとしてダウンコートを提案している。
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991は社長であり糸作家でもある佐藤正樹氏を中心に、各工程で選ばれた、最高の技術を持つ職人からなるチーム「Gauge(ゲージ)」が作る、佐藤繊維のものづくりの集大成といえるメンズニットのトータルブランド。「最高級のニット原料を世界から集め、形状にもこだわりを詰め込んだ“究極のベーシックニットブランド”」として、希少な糸から創り出したオリジナル素材を使ったアイテムや、布帛のパターンをニットに落とし込み、ダーツを駆使することで、きれいな立体感を出したものなど、大人の男性のための立体的なニットを提案している。また、2020年春夏コレクションでは、女性が着ることが出来るサイズも提案するなど、提案の幅を更に広げている。
今シーズン提案したダウンコートは、2019/2020年秋冬コレクションで発表したバッファローチェックのジャケットなどからアイテムを広げたもの。チェックのほか、ヘリンボーンのダウンジャケットも提案している。
また、今回、素材では同ブランドでは初めてとなるモヘアも登場。モヘアとウールのミックスした素材を使用している。
オバマ大統領夫人がアメリカ大統領就任式で着用した、パリ老舗メゾンのイエローのカーディガンに使われた、世界一細いモヘア糸を開発したことで話題となった山形の紡績・ニットメーカー佐藤繊維。昨年はジャパン・ベストニット・セレクション2018アワード(JAPAN BEST KNIT SELECTION 2018 AWARD)で、佐藤繊維、Sato–S2(サトウ エススクエア)がグランプリと経済産業省経済産業大臣賞を受賞。今年のジャパン・ベストニット・セレクション2019アワードでは、佐藤繊維、Sato–S2が準グランプリに選ばれた。
Text & Photo:Shinichi Higuchi(樋口真一)