青木明子がデザインするアキコアオキ(AKIKOAOKI)が8月30日、東京・六本木のスタジオモーリス六本木スタジオ(STUDIO MOURIS ROPPONGI)で2020年春夏プレゼンテーションを開催した。
10月14日から10月20日に開催される「楽天ファッション・ウィーク東京2020春夏」に先駆けて、展示会の時期に合わせて行われた今回。モデルを使ったプレゼンテーション形式で、コレクションを発表した。
ブランドのアイデンティティの1つの手法として、ユニフォームをベースにフェミニティを表現するアキコアオキ。前シーズンはシャツやジャケットなど形あるものをベースに、まるで人体をレントゲンで撮影したかのような、人の身体の筋肉や骨のラインを、シームやドレープで表現したが、今シーズンはシャツやジャケットを解体し、再構築するとともに、従来の西洋の構築的なデザインに代わって民族衣装や1枚の布から生まれるドレープを活かしたデザインに挑戦した。
また、今回のプレゼンテーションをサポートしたコスメティックブランド「RMK」のメイクやステージに置かれた、たくさんの鏡のオブジェによって、民族衣装や1枚の布とは対極的な未来的なムードや光、3D的な要素などもプラスしている。