「オリンピックコンサート2019」と「平成30年度 JOCスポーツ賞」表彰式が6月14日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われ、フィギュアスケートの紀平梨花選手が登場した。Text:Shinichi Higuchi(樋口真一)
「オリンピックコンサート」はオリンピック映像とオーケストラ演奏が共演するコンサート。スポーツファンだけでなく、ふだんはスポーツやオリンピックに親しみのない人にもオリンピックの価値やすばらしさを実感してもらうことを目的に、日本オリンピック委員会(JOC)が1997年から毎年開催している。
今回はオリンピックの感動的な映像を背景に、オリンピック東京大会ファンファーレ、映画「E.T.」から“地上の冒険”、映画「ミッション」からメインテーマ、オリンピック讃歌などに、ゲストアーティストの藤巻亮太さん(レミオロメン)の「粉雪」「もっと遠くへ」「3月9日」の3曲を加えた、計12曲を演奏した。
また、第二部では優れた成績を収めた選手らの栄誉をたたえる「平成30年度 JOCスポーツ賞」表彰式も行われ、紀平選手のほか、特別栄誉賞に選ばれたスキージャンプの小林陵侑選手、優秀賞を受賞したセーリングの吉田愛・吉岡美帆選手、スノーボードの大塚健選手らが出席した。
新人賞に選ばれた紀平選手は「このように大きな賞を頂けて、本当にうれしく思っています。これからも世界選手権の表彰台という夢を追いながら、北京オリンピックを目指して精一杯がんばります」と笑顔。「練習でいっぱいだとは思いますが、東京オリンピックはすごく気になるので、多分くぎ付けになって見てしまうんじゃないかと思います。北京オリンピックで優勝することが夢なので、これからも1年1年成長出来るようにがんばりたい」などと話した。
受賞者を代表して竹田恒和会長から正賞・副賞を授与された小林選手は「このような特別な賞を頂けて光栄です。ワールドカップも回ってきて自分の足りないところがわかったことがレベルアップにつながったのだと思います。みなさんが注目する北京オリンピックで金メダルを取れるようにがんばっていきたい」と語った。
このほか、最優秀賞はテニスの大坂なおみ選手が受賞。大坂選手からは「この賞を頂けたことを光栄に思っています。東京オリンピックをみんなとても楽しみにしています。メダルを取れるようにがんばりたい」というビデオメッセージが届いた。
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