GU2018秋冬ウィメンズはきれいな色とチェック
GU(ジーユー)2018年秋冬コレクションのプレス向け展示会が東京・原宿で開催された。スカートとパンツを会わせたスカンツ、ガウチョパンツなど、ヒットアイテムを数多く打ち出してきたGU。1年前の2017秋冬はベロア、ファー、ボア、コーデュロイなど、素材がポイントになっていた。パリコレクション会場などでPVC(ポリ塩化ビニル)を使った服や小物が目を引いた中で、どんなものが出てくるのかが注目されたが、ウィメンズ(レディース)コレクションでは、未来的なものではなく、オレンジ、パープルなど、きれいな色やチェックが目を引いた。素材やシルエットで女性らしさを強調していることもポイントになっている。
Text & Photo:Shinichi Higuchi(樋口真一)
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アメリカ4大学とのコラボレーションも
前回の2018年春夏コレクションでも20近いテーマで様々なシーンで活用できるコレクションを発表したGU。2018年秋冬の展示会でもウィメンズコレクションでは、立ち上がりに展開するFALL 1stから、FALL 2nd、WINTER 1st、CHIC and CITY FALL、CHIC and CITY WINTER、JEANING FALL、JEANING WINTERまでを展開。シーンやシーズンの変化に細かく対応したコレクションになっている。
また、GUメンズコレクションと同様に、アメリカのミシガン大学、ミネソタ大学、ニューヨーク大学、アリゾナ大学の4大学とコラボレーションし、ロゴやキャラクターを使用したデザインをプラスすることでバリエーションを更に広げている。
きれいな色やチェック、女性らしさ、そしてアメリカの4大学とコラボレーションしたデザイン。秋冬は未来的なものではなく、シルエットの変化やレイヤードを取り入れながらクラシックをモダンにこなすスタイルが中心となりそうだ。
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FALL 1st(7月上旬から)は、とろみのある素材で女性らしさを表現したトレンチスカート、ジャンパースカート、ガンクラブチェックのアイテムなどを提案。
FALL 2nd(8月下旬から)では、ストライプとチェック、ロゴと花柄、素材のミックスなど、幅広い世代が素材や柄のブレンド感を楽しめるスウェットやカレッジスタイルのトップスなどのコレクションを展開。また、スポーティなイメージのカラーを前面に使いながら、ボリュームのあるトップスとスリムなボトムスなどのバランスで、都会でも着られるように仕上げたラインパンツ、スラウチースウェット、スポーツアウターなども打ち出している。
WINTER 1st(10月下旬から)は、イエロー、ブルー、グリーン、レッドなどのカラフルな色を使ったアウターをアクセントにしながら、スラウチー(オーバーサイズ)なニットなどで女性らしさを演出している。
また、CHIC and CITY FALL(8月下旬から)も、とろみブラウス、シアートップスなど、フェミニティを最大限に表現。CHIC and CITY WINTER(9月下旬から)もエコファーやレースなどを使ったアイテムや包み込まれるようなシルエットなどで女性らしいエレガントな雰囲気を提案した。
一方、JEANING FALL(7月上旬から)は、コーデュロイ、サロペット、デニムなど、デニムの本場であるアメリカに立ち返ったヴィンテージやワーク、ユニフォームをキーワードにしたコレクション。JEANING WINTER(9月下旬から)は、フランネルチェックでワーク感を、フェアアイルやボア素材で冬のほっこり感を楽しめるコレクションになっている。