「昨年、初めてDRUM TAO(ドラム タオ)の公演を見せていただいたとき、本当にすばらしい、上質なエンターテインメントで、感動しました。今回の公演はその進化版ということなので、とても楽しみにしています。言葉がいらないものなので、日本の人はもちろん、日本の伝統を海外の人にも発信したい」と話す加藤綾子さん。
『Revolutionary New Drumming Entertainment in Tokyo 万華響-MANGEKYO-』 2018年公演PRアンバサダー就任記者発表会が3月28日、東京・有楽町のオルタナティブシアターで行われ、PRアンバサダーに選ばれた加藤綾子さんと舞台衣装を手掛けたコシノジュンコさんらが登場した。
DRUM TAO(ドラム タオ)出演による『Revolutionary New Drumming Entertainment in Tokyo 万華響-MANGEKYO-』 は、JTBコミュニケーション デザインと日本テレビ放送網が主催するオリジナルエンタテインメント公演。言葉を使わない非言語系エンターテインメントであることや日本の伝統を踏襲しながら前衛的な和太鼓のパフォーマンスが特徴となっている。昨年秋、初演となる全60回の公演を開催。今年は5月19日から6月20日まで有楽町マリオン別館7階オルタナティブシアターで開催され、昨年の4倍となる全241公演が行われる。
今年は国立音楽大学を卒業するなど、音楽にも造詣が深いフリーアナウンサーの加藤綾子さんがPRアンバサダーに就任した。加藤さんはDRUM TAOの伝統的かつ前衛的な和太鼓サウンドや公演の魅力をPRする。加藤さんは「こんなふうにかっこよく生まれ変わることができるんだということが新しい発見でした。私も小さいときに吹奏楽部に入っていたので、本格的にではありませんが、打楽器をやったこともあるので、リズムを出す難しさはわかります。あんなに細かいリズムを正確にできるということも、是非生で体感してほしいです」とあいさつ。
また、舞台衣装はコシノジュンコさん、映像演出は国内外で活動する「チームラボ」、舞台美術は松井るみさんが担当。各界の最高峰が集結した舞台演出も注目を集めている。
2012年からDRUM TAOの舞台衣装を手掛けている手掛けてきたコシノジュンコさんは「あっという間。毎年毎年挑戦してきましたし、すごいプレッシャーでした。DRUM TAOを初めて見たときはよく知らなかったし、日本の太鼓かなと思っていましたが、フィナーレしか見られなかったのに、衣装を変えたらすごいことになるな、と瞬間的に乗ってしまいましたし、今まで見たことのない独特のオリジナリティがありました。ファンの反応もすごい」とコメント。また、「今回は7年前から作ってきた300点近い衣装の中のいいものを紹介することができる初めての機会だと思います。いいなと思っても使ってもらえなかったり、1回きりだったりした衣装もたくさんあるので、毎回来てくれるファンの人にもあれは見たことがないというようなものを見てもらえると思います。甲ちゅうもこれが甲ちゅうかと言ってもらえるようにしました。伝統的なものを作ってもどっちみち本物には勝てない。見たことのないものを作ってしまうし、その方がお客様にも喜んでもらえると思います。私も自分が感動したいから同じことの繰り返しは嫌なんですが、今回は世界で受ける要素がたくさんあります。世界を知った上で日本の良さを出すということがすごく重要だと思います。どんなものが飛び出すんだろうという声に応えるものにしたい」と強調した。
演出のフランコ・ドラオさんは「日本の美しさや風景、歴史、すべてを80分で感じることができるような演出になっています」と話した。
Text & Photo:Shinichi Higuchi(樋口真一)
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