ジュエリーが似合う著名人に贈られる「第29回 日本ジュエリーベストドレッサー賞」の表彰式が1月25日、東京ビッグサイトで行われ、岡田結実さん、菜々緒さん、浅野ゆう子さん、福士蒼汰さんらが登場した。Text & Photo : Shinichi Higuchi(樋口真一)
29年前、第1回国際宝飾展の開催と同時にスタートした日本ジュエリーベストドレッサー賞は、過去1年間を通じて「最も輝いていた人」「最もジュエリーが似合う人」「今後も更にジュエリーを身に付けてほしい人」を世代別、男性部門のそれぞれに分けて選考し、表彰するもの。
10代はタレントの岡田結実さん、20代は女優の菜々緒さん、30代は女優の上戸彩さん、40代はタレントで女優の遼河はるひさん、50代は女優の浅野ゆう子さん、60代以上は女優の大竹しのぶさん、男性部門は俳優の福士蒼汰さんが、それぞれ選ばれた。また、特別賞女性部門は女優の浅丘ルリ子さん、特別賞男性部門はWBA世界ミドル級チャンピオンの村田諒太さんに贈られた。
第29回 日本ジュエリーベストドレッサー賞[10代]タレントの岡田結実さん
「スピーチの前に、『10代のスピーチはトップバターで大変なんだよ』とか、『バラエティに出ているのだから笑いを取ってきて』とか、言われたのですが、あまり笑いは取れません(笑)すみません」という岡田さんは「私の母のおばあちゃんがジュエリーが大好きで、おばあちゃんのジュエリーを母が使い、今は私も使うなど、家族みんなで大切に使っています。もう一踏ん張りしたいとか、もっと女性らしくしたいとか、1歩踏み出したいとか言うときにジュエリーを付けると本当に背中を押してもらったような気持ちになれます。日常生活で仕事でも欠かせない存在です。こんなすてきな賞を頂きましたが、お礼を言いたいのは私の方で、いつもありがとうジュエリーさんと言いたいです。受賞は本当に夢のようで、皆さんの前でこうして話しているとうれしすぎて泣きそうです」とにっこり。
第29回 日本ジュエリーベストドレッサー賞[20代]女優の菜々緒さん
菜々緒さんは「第29回 日本ジュエリーベストドレッサー賞ということですが私は29歳なので同じ歳になるんですね。私自身、仕事だけでなくふだんもジュエリーを付けさせていただいていますが、自分の誕生石(10月)のトルマリンとオパールがすごく好きで、ジュエリーだけでなく天然石も集めています。今日、見させていただいたお店(ブース)の中にも原石を扱っているところがたくさんあり、より一層欲しくなりました」とあいさつ。また、「回らせていただいたお店(ブース)で『私(菜々緒)をイメージして作りました』というところがありました。私は悪女役が多いので、どんなジュエリーが出てくるのかと思っていたら、本当に天使のようにキラキラしたジュエリーが出てきて。あー、この人には私がこういうふうに映っているんだと思い、本当に涙が出てきそうになりました」というエピソードを披露した。
第29回 日本ジュエリーベストドレッサー賞[30代]女優の上戸彩さん
上戸さんは「10代代表の岡田さんが完璧なスピーチをしたのでとても緊張しています。20代代表の菜々緒さんがとてもセクシーで、エッチで(笑)かっこよくて。こんな落ち着きのない30代代表が出てきてしまい本当に申し訳ないと思っています。10代の頃は不安いっぱいで仕事をしていましたが、大切な方からもらったアクセサリーを身につけることで自信を持ってステージに立つことができました。当時のジュエリーはたくさん取ってあります。時間が経(た)った今も磨いて思い出に浸ったりします。ジュエリーに支えられてばかりだなと思っています。私も母になったので今付けているジュエリーを娘が付けてくれるように、1つ1つのジュエリーを大切にしていきたい」と話した。
第29回 日本ジュエリーベストドレッサー賞[40代]タレントで女優の遼河はるひさん
「宝塚時代の14年間は男役でしたので、ジュエリーを身につけたり購入したりする機会がありませんでした。宝塚を退団した理由としては、十分に男役をやったと思ったこととともに、第2の人生として女性として生きてみたいということもありました」という遼河さんは「バラエティの仕事が多いので話を伺ったときには、本気でドッキリだと思いました。ドッキリじゃなくてよかったです(笑)ジュエリーをプレゼントしてくれる男性は周りにいないので、自分でお店に足を運んで、すてきなジュエリーを購入したいと思っています。皆さん、私がお店に行ったときには優しくしてください。よろしくお願いします」と語った。
第29回 日本ジュエリーベストドレッサー賞[50代]女優の浅野ゆう子さん
浅野さんは「これはと思う仕事が終わって、自分への御褒美として、本当に小さな小さなダイヤモンドのネックレスを購入したのが中学3年生のときでした。それ以降、この仕事はと思うような仕事の後には、よく頑張った御褒美として少しずつ購入するようになりました。50代半ばを過ぎた昨年くらいから、そろそろ本格的なジュエリーが似合うと言っていただける年齢になったのかなという気がしていました。そんなときに受賞の話を聞いたのであまりのタイミングの良さに驚きました。すてきなジュエリーをたくさん身につけなさいと背中を押していただけたのだと、本当にうれしく思っています」と話すとともに「若い頃から1つずつ購入してきた大切なジュエリーの中に昨年末、とても大切な宝物がひとつ増えました」と会場を沸かせた。
第29回 日本ジュエリーベストドレッサー賞 [60代以上]女優の大竹しのぶさん
「仕事を始めた高校生のときに母からもらったパールのネックレスや25歳で結婚したときの婚約指輪。なぜかもう一回結婚したときには指輪はもらえず『自分で選べばええやん』(笑)と言われて買った指輪も、たくさんの想い出とともに私の手元にまだ残っています。すてきな想い出が増えるように、これからも楽しく生きていきたい」
第29回 日本ジュエリーベストドレッサー賞 [特別賞女性部門]女優の浅丘ルリ子さん
「私は22年前(第7回1996年)と6年前(第23回2012年)にもいただきました。今回で最後かもしれませんが、本当に嬉しい」
第29 日本ジュエリーベストドレッサー賞[男性部門]俳優の福士蒼汰さん
福士さんは「まさか日本ジュエリーベストドレッサー賞を頂くとは思っていなかったのですごくうれしい。僕はそれほどたくさんジュエリーを付ける方ではないのですが、海外旅行に行ったときに2人の姉と母にそれぞれピアスを買ったことは憶えています。そのときは初めて女性にジュエリーをプレゼントしたので、ドキドキして、緊張しながら渡したのですが、すごく喜んでくれました。女性はこんな顔をするんだとすごくうれしくて、女性とジュエリーというのは、何ていうか、いいな、すてきだなと思いました。これからも家族にジュエリーをプレゼントできたらいいなと思います。僕は役者をしているので、ジュエリーのパワーも感じています。役柄としてこういうジュエリーを身につけてみたら、というようなアプローチをしてみても面白いですね」と喜びを語った。
第29回 日本ジュエリーベストドレッサー賞 [特別賞男性部門]WBA世界ミドル級チャンピオンの村田諒太さん
「自分が一番何でやねんと思っています。ジュエリーというと結婚指輪やプロ入りするときの契約金でかみさんに買ったジュエリー、いらんことをして、ごめんなさいと買ったものとか(笑)いろいろなことを思い出します。これからも試合をどんどんしてかみさんにジュエリーを買ってあげたい」