アンリアレイジは2018年春夏コレクションから、「アンシーズン(anseason)」ブランドのコレクション発表と展示会をプレコレクションの時期に移行する。同社はこれまで、「アンリアレイジ(ANREALAGE)」ブランドと「アンシーズン」の展示会を同時開催していたが、今シーズンは「アンシーズン」のメンズとウィメンズの展示会を今週18日から30日まで開催、「アンリアレイジ」の展示会は従来通りパリコレクション後に開催する。今後、「アンシーズン」はプレコレクション時期に年2回、「アンリアレイジ」はパリコレクション後に年2回、全体では年4回の発表となる。
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「アンシーズン」は「アンリアレイジ」がコレクションで発表してきた実験的アプローチを日常的なアイテムの中に取り入れ、シーズンを超えて提案するブランドとして、2014/2015年秋冬からスタートしたブランド。シャツやステンカラーコート、デニムパンツなどのアイテムが中心で、価格もアンリアレイジに比べて30パーセントほど低く設定している。
プレコレクションの時期への移行は、「スタートから3年、店舗も分かれるなど、『アンリアレイジ』とのすみ分けなどもできてきた。発表時期も分けることで、ブランドを更に根付かせ、もっと多くの人に届けたい」(森永邦彦)という狙いから行うもの。これに伴い、「アンシーズン」のウィメンズは、型数をこれまでの10型から倍の20型に増やしている。
コレクションは、質感の異なる様々な生地を組み合わせたものや、ジャージー素材の中に15種以上の編み地を組み込んだものなど、ブランドが得意とするパッチワークの多様性をベースにしたアイテムや、人体にとらわれずに新しい原型を起点とした、独特の造形のアイテムなどをラインナップ。本物のドライフラワーを樹脂で閉じ込めた花のボタンや、ドライフラワーの花柄プリント模様のアイテム、デニムの右綾と左綾を交織させたモザイク模様のデニムなども提案している。
また、再帰反射のコレクションを取り入れたアシックスとのコラボレーションによる本格的ランニングシューズなどもポイントになっている。
「『アンリアレイジ』として実験性と普遍性の両方ができることが理想だが、今後も諦めずにやっていきたい」と森永。
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anseason 2018ss(展示会以外)
(models)
Milo
Selena Motora
(photo)
Keita Goto
(styling)
Kaori Kawakami
(hair&make up)
Taro Yoshida
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