佐藤繊維が展開するエムアンドキョウコ(M.&KYOKO)。デザイナーは佐藤今日子。2018年春夏コレクションのテーマは「真夏の夜」。今シーズンは色を抑えながら、これまで以上にディテールにこだわったコレクションを提案している。
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佐藤繊維の4代目であり糸作家である佐藤正樹社長とパートナーでありデザイナーでもある妻の今日子さんが手がけるエムアンドキョウコ。パリの合同展示会トラノイ(TRANOI)、ニューヨークの展示会「コーテリー(COTERIE)」など海外の展示会でも作品を発表。南米、オーストラリア、南アフリカなど、世界中を巡り探し求めた「こだわりの服の素(もと)」から生まれる、オリジナルの糸を駆使したテキスタイルと、糸や素材を生かしながら複雑に組み合わせることで新しさを出したデザインは国内外で高く評価されており、売り上げも伸びている。
もともと美しい色の糸を複雑に組み合わせた色が特徴のエムアンドキョウコだが、イエローなどの明るい色とともに、「真夏の夜」というテーマにふさわしくネイビーを使うなど色を抑えていることが今シーズンの特徴。また、色を抑える一方で、襟のステッチをアクセントにしたトップスやウエストにゴムを使い、プリーツとレースを組み合わせたスカートなど、ディテールにこだわっていることもポイントになっている。
素材については、独自の横編みニットだけでなく、カットソーや布帛(ふはく)を更に増やし、ホールガーメントによるデザインも充実させている。
Text & Photo:Shinichi Higuchi / Chief Editor
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佐藤繊維エムアンドキョウコ(M.&KYOKO)2017/2018年秋冬コレクション
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