アンリアレイジ(ANREALAGE) がアンリアレイジ本店を移転オープン

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「地下鉄のケーブルのように1本1本糸を通して作った。服の源流である糸で支えられたハンガーからお客様が服を取ることを繰り返していくことによって、今はきれいな糸が自分ではできないような形に変化していく。それがお客様との対話であり、糸1本1本によって今があるということを表現している」という森永邦彦。アンリアレイジ(ANREALAGE)は「アンリアレイジ本店(ANREALAGE FLAGSHIP SHOP)」を、7月1日、東京・南青山の本社1階に移転オープンした。7年間渋谷区神宮前で営業をしてきた本店を移転し、これまで同様にアンリアレイジのフルコレクションラインを販売する店舗として展開する。

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洋服の原点となる糸を店舗のメインマテリアルとし、全ての洋服がハンガーラックに見立てた糸でつるされた同店。店舗の設計は、YUSUKE SEKI(http://yusukeseki.com)が、施工はTANKが担当した。「洋服の時間軸を遡り、洋服の根となる糸を店舗のメインマテリアルとして使用している。細く、繊細な糸があつまることで異様な情報量になり、不思議な影を落とし、重力によって糸が垂れ、意図的にはけして創り出せない魅力を生み出している。技術とともに未来へ進むアプローチをするアンリアレイジに対し、空間をデザインするに当たり、過去に視線を向けることで、アンリアレイジのプロダクトと空間が対等に立ち向きあえる店舗を創り出した」(YUSUKE SEKI)という。白い壁と、そこに映る光と影もアンリアレイジの世界を表現している。

また、同店ではコレクションで発表したウエアやアクセサリー、「オニツカタイガー」とのコラボレーションによるスニーカー「アンリアレイジ モンテゼット(ANREALAGE MONT E Z)」などのコラボレーション商品とともに、限定アイテムも販売する。限定アイテム第1弾は、ブランドがまだアンリアレイジとして発表をする前、2001年に森永が初めて作ったという「an REAL UNDER THE UNREAL」のTシャツを17年ぶりに復刻したもの。当時のスタッフが、当時と同じ版を使って、1点1点手刷りでプリントしていて、全てロットナンバーが入っている。表と裏、上と下、という対概念を越境すべく、Tシャツの前後に跨(また)がって「an REAL UNDER THE UNREAL」のプリントが施され、前後で折りたたむことで初めて意味が完結するデザインになっている。色は黒、白、グレーの3色。価格は税別9,000円。

 

アンリアレイジ本店
東京都港区南青山4-9-3 ANREALAGEビル1階
18:00~20:00
定休日木曜日

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