佐藤繊維が展開するエムアンドキョウコ(M.&KYOKO)。2017/2018年秋冬コレクションではサーカスをテーマに、楽しさの中になぜか郷愁を感じさせるサーカスの色彩や風景からインスピレーションを得たデザインを提案している。Text & Photo:Shinichi Higuchi(樋口真一)
佐藤正樹社長が南米、オーストラリア、南アフリカなど、世界中を巡り探し求めた「こだわりの服の素(もと)」から生まれるオリジナルの糸を駆使したテキスタイルが印象的なエムアンドキョウコ。パリの合同展示会トラノイなどにも出展し、高く評価されている。
もともと美しい色の糸を複雑に組み合わせた色が特徴のエムアンドキョウコだが、今シーズンはサーカスのイメージに合わせたレインボーカラーやオレンジ、ピンクからモノトーンまでを使っている。また、ここ数シーズン、ニットだけでなく布はくやニットと布はくのドッキングなどが充実し、コーディネートしやすいデザインも増えていたが、今回はジャカードやリバーシブル仕立て(写真下の4枚)のアイテムを数多く提案するなど、バリエーションが更に広がっている。