野球日本代表「侍ジャパン」新ユニフォームを発表日本の伝統的な色と柄を取り入れたデザイン

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「侍ジャパン」がユニフォームを一新した。NPBエンタープライズは6月26日、都内で野球日本代表「侍ジャパン」の新しいユニフォームを発表した。年齢別や女子の日本代表など、全世代の「侍ジャパン」が、すべての試合で着用するもの。ホーム用は白、ビジター用は紺を基調に、デザインモチーフに日本の伝統を取り入れて「ファンと選手をつなぐユニフォーム」というコンセプトを表現した。横浜 DeNA ベイスターズの筒香嘉智選手と広島東洋カープの鈴木誠也選手もホーム用とビジター用のユニフォームを着用して登場した。Text & Photo : Shinichi Higuchi(樋口真一)

新ユニフォームは、アシックスジャパンが製作。日本ならでは伝統的な模様や色彩を受け継いで、デザインし、最新の技術でユニフォームに仕立て上げた。色は古来、侍が戦に勝ちをもたらすとして甲ちゅうを染め上げた紺「青褐色(あおかちいろ)」、神聖と清浄無垢(むく)の心を現す白「真白(ましろ)」、日本の象徴でもある日の丸の赤「紅色(くれないいろ)」、優美さと力強さを象徴する金「黄金色(こがねいろ)」という4つの日本の伝統的な色を採用した。

ユニフォームのストライプ部分は、日本の伝統的な縞(しま)模様のひとつである「輪つなぎ」を取り入れたという、無数につながった輪で表現。色違いのたくさんの小さな輪のつながりでファンと選手のつながりを象徴した。

また、帽子もリニューアル。「J」の文字を紅色にした。

真白を基調に、青褐色と紅色のたくさんの輪をつなげたストライプを加えた、ホーム用のユニフォームを着た筒香選手は「全世代で結束して戦おうというコンセプトを表現したすばらしいユニフォーム」。

一方、勝ちを呼び込む青褐色を基調にし、紅色と真白の小さな輪をつなげたストライプを乗せたビジター用のユニフォームを身につけた鈴木選手は「かっこいいし、ユニフォームのデザインで相手を威圧できると思う。着心地がよく、軽いのでいいプレーができると思う」と話した。

アシックスジャパンとNPBエンタープライズは同日、2021年5月末までの野球日本代表「侍ジャパン」ダイヤモンドパートナー契約を締結していて、東京オリンピックのユニフォームなども製作する。

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