
「東京2025デフリンピック日本選手団 公式ユニフォーム贈呈式」が、開幕を1か月後に控えた10月15日、東京都品川区の大井ふ頭中央海浜公園スポーツの森陸上競技場で行われた。アシックスが日本選手団の公式ユニフォームやスタッフ、ボランティア用ウエアを提供し、アシックスの廣田康人会長から岡田海緒選手や大会運営スタッフに手渡された。Text & Photo : Shinichi Higuchi(樋口真一)
廣田会長は「デフリンピック開催1か月前という日に公式ユニフォームを贈呈できることを大変うれしく思います。今回贈呈するユニフォームは、昨年のパリ・オリンピック、パラリンピックで日本選手団が着用したものと同じです。このユニフォームを着て、チームジャパンとして力を十分に発揮してほしい。大会を支えるスタッフの皆さんにもユニフォームを用意しました。大会の運営をどうぞよろしくお願いします」とあいさつ。
また「先月の東京世界陸上は大変な盛り上がりを見せました。東京2025デフリンピックでは、それ以上の盛り上がりとなるよう、皆で応援していきたいと思います。選手の皆さん、このユニフォームを着て頑張ってください」とエールを送った。

贈呈式では、日本選手団副団長の粟野達人さんと、デフ陸上女子中距離代表でメダル獲得を目指す岡田選手が、選手団を代表して公式ユニフォームを受け取った。
岡田選手は「公式ユニフォームを着て、日本代表になった、東京2025デフリンピックまであと1か月に迫っているという実感が湧いています。燃えるような赤ですよね。自分もその気持ちを燃やして頑張りたいと思います」と意気込みを語った。

今回のユニフォームは、パリ2024大会で採用されたカラーやグラデーションを再現し、チームジャパンのワードマークをあしらっている。選手やスタッフには応援メッセージカードも同封され、贈呈式で披露された。
続いてスタッフ用ウエアの贈呈も行われ、代表して手話通訳、ボランティア、大会運営スタッフが受け取った。スタッフ用ウエアは手話が見やすいカラーを採用し、両手が使えるようポーチを備えている。開催時期を考慮し、Tシャツとジャケットの2種類が用意された。
手話通訳の女性は「この素敵なウエアを着て大会に携われることをとても嬉しく思います。 選手や関係者の架け橋となれるように精一杯頑張ります」とコメントした。
贈呈式は、東京2025デフリンピック開幕1か月前記念イベント「TOKYO FORWARD 2025 アスリート特別授業」に先立って実施された。



