
音楽と都市のリズムを表現
山地正倫周とりえこが手がけるリンシュウ(RYNSHU)はニューヨークファッションウィーク初日の9月11日、マンハッタンのハイラインステージで2026年春夏コレクションを発表した。テーマは「Beat Out The Rhythm」。音楽や都市のリズムを着想源にした、軽快で力強いコレクションを披露した。
波打つようなカッティングからレースがのぞくドレスや、シルエットやボリュームを自在に変化させたジャケット、サルエル風の“Hakama”パンツが登場。白とベージュのサステナブルレザーをピンタックで縫い合わせ、クロコダイルのような質感を表現した生地を用いたアイテムも発表された。さらに、極細のゴールドテープをフリンジ状に仕立てたドレスは、歩みとともに揺れ、ライブパフォーマンスの高揚感を思わせた。
サステナブルレザーやシルクを用いた多彩な素材表現
素材では、黒のコットンポプリンをスパイダー柄にくり抜いた生地や、マルチポケットを備えたサステナブルレザーのカーゴハーフパンツを組み合わせたルックが目を引いた。黒のスパンコールを丁寧に縫い付けたクチュール素材、張りのあるシルクボンディング、アイスペールトーンのシルククレープサテンを用いたシャツなども披露され、ジャケットやブルゾン、ドレス、パンツへと仕立てられた。
ネオダンディズム漂うテーラリングと独自シルエット
シルエットは、ネオダンディズムを漂わせるテーラリングや、尖った肩を強調したジャケット、プリーツを変形させたパンツなど、オリジナリティあふれるものが並んだ。ジャケットの袖には独自のZIPスリットをあしらい、そこから赤の生地がのぞく仕様とした。流れるようなZIPの曲線を強調し、機能性とスタイルを両立させた。
職人技術と融合し、服からリズムを奏でる
サステナブル素材と職人技術を融合させながら、リズムを刻むように音楽的要素を洋服に落とし込んだコレクション。
































































