デサントジャパン 優秀販売員の接客・販促事例共有イベント初開催 全国8人がノウハウ発表し全店の人材育成を加速

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デサントジャパン 優秀販売員8人が接客・販促の成功事例を共有

ロールプレーイング大会を発展 動画配信で全店スキル底上げ

デサントジャパンは2025年8月4日、東京・豊島区のホテルベルクラシック東京で、全国の優秀販売員による接客や販売促進の取り組みを共有する社内イベント「デサント ヒーローズ ストーリー(DESCENTE HEROES’ STORY)」を開催した。これまで実施してきたロールプレーイング大会や販売員表彰を発展させたもので、現場で成果を上げた接客や販売促進の成功事例を全国の店舗に共有し、販売員全体の接客力向上と人材育成を図ることを目的としている。

当日は役員や営業部門、販売スタッフが出席。ブランドや地域、業態の異なる店舗から選ばれた8人が登壇し、売り場づくりや顧客との関係構築、チームマネジメント、デジタルを活用した集客策など、日々の業務で培った具体的なノウハウをインタビュー形式で紹介した。

異動経験や顧客対応の工夫、SNS発信など多様な接客ノウハウ

発表では、異動経験を生かした顧客ニーズの先読み提案や、顧客に寄り添う接客による再来店の促進、ベテランスタッフとの信頼関係構築によるチーム力向上、SNSや動画配信を活用した情報発信、社内研修や接客ルール策定によるサービス品質の標準化など、多様な取り組みが紹介された。

顧客履歴活用や多国籍チーム運営、SEO施策も紹介

さらに、顧客履歴を活用した手紙やダイレクトメール(DM)の送付、多国籍チームでの役割分担とPDCAサイクルの運用、他ブランドとの情報交換による売り場改善や商品構成の見直し、検索エンジン最適化(SEO)や口コミを活用した来店促進策など、現場から生まれた販促手法も披露された。

デサントの小関秀一社長は、発展のためには日々の改善や改革に加え、新たな挑戦が不可欠だと強調した。競争が激しい時代でも、デサントには成長の可能性があるとし、販売員には売り方や売り場を変えていく意識を持ち、来店者に新たな発見や着こなしを提供する売り場づくりを求めた。

デサントジャパンの嶋田剛社長は、全国の店舗で日々来店者に向き合う販売員への感謝と敬意を表明したうえで、登壇した8人は特に優れた成果をあげた“ヒーロー”だと評価。成功事例を全国に共有し、接客レベルの向上につなげたいと述べ、変化するニーズに対応し挑戦を続ける姿勢の重要性を訴えた。

動画と解説資料を全国配信 採用活動や現場魅力発信にも活用

同社はイベント内容をフル版・ダイジェスト版の動画や本部解説付き資料として全国の店舗に配信し、販売員のスキル向上とモチベーション強化を図る。さらに学生向けショート動画を制作し、採用活動や現場の魅力発信にも活用。接客品質の底上げと人材育成を加速させる方針だ。

登壇者:売上や接客技術などをもとに選ばれた優秀販売員8人
デサント 新丸ビル 高濱優成(入社2年目)
デサント 大丸東京店 長谷川真利(入社11年目)
アリーナショップ東京 小俣寛人(入社19年目)
デサントTOKYO 栗原一輝(入社9年目)
京王百貨店新宿店 恩田真理(入社15年目)
デサントストア ゴルフ御殿場 朴元基(入社10年目)
デサント 玉川高島屋S・C 山口広奈(入社11年目)
デサント ゴルフコンプレックス銀座 山田洋介(入社21年目)敬称略

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