
■ 発表会に桐谷美玲さんと内田篤人さんが登壇、新たなクールビズを提案
ファーストリテイリンググループが展開するプラステ(PLST)は4月21日、東京都港区のプラステショールームで、2025年春夏の新商品および新WEB CMの発表会を開催した。プレゼンテーションおよびマーケティング戦略の説明に続いて行われたトークセッションには、ブランドミューズの桐谷美玲さんと、広告に出演した内田篤人さんが登壇し、気候変動を踏まえて提案する新たなオフィスファッション「シン・クールビズスタイル」を紹介した。Text & Photo: Shinichi Higuchi(樋口真一)
■ クールビズ20周年に合わせ、意識調査で「夏の悩み」を可視化
2005年に環境省の推奨で始まった「クールビズ」は、2025年に20周年を迎える。プラステはこの節目にあたり、年々猛暑化・長期化する傾向にある夏の気候に対応すべく、夏のオフィスファッションに関する意識調査を実施。イベントでは、調査結果から明らかになった三つの主要課題に応えるかたちで、新商品の特徴や具体的なスタイリング提案が紹介された。
■ 桐谷さん「春夏夏秋冬を実感」 現代の気候に合ったスタイルを訴え

光沢のあるメタリックサテンのプリーツスカートに、UVカットと接触冷感機能を備えた半袖カーディガンを合わせた春らしい装いで登場した桐谷さん。「文字通りビタミンを吸収しているみたいな気分になりますよね」と笑顔で語り、「本当に暑くて、子どもと公園に行ったら暑すぎて熱中症になるんじゃないかと思いました。春夏夏秋冬(はるなつなつあきふゆ)というのを実感しました」と、自身の体験を交えてコメント。
さらに「夏のオフィススタイルはもっと変わってもいいんじゃないかと思っています」と述べ、現代の気候と働き方に即した服装の必要性を訴えた。
■ 【課題1】「どこまでカジュアルでOK?」に応える機能派カーディガン

一つ目の課題は「どこまでカジュアルダウンしてよいか分からず、失礼にあたらないか不安」という声。これに対して桐谷さんは、自身が着用する半袖カーディガンを紹介し、「滑らかで、すごく肌触りがいい。軽い着心地だけど、きちんと感もちゃんとある」と説明。接触冷感やUVカット、洗濯機洗い可能など、夏に必要な機能がそろったアイテムとして紹介した。
両胸のポケットがジャケット風に見えるデザインもポイントだという。
■ 内田さんが着こなす「プレシャスドライ」 細部まで機能性重視

内田さんは、同社が開発した高機能素材「プレシャスドライ」を採用したセットアップを着用。「肌触りがよくて、きちんとした印象もある。移動や会食、目上の人との面会にもぴったり」と語った。また「軽くて伸縮性があり、使用する場面が多い」と、実用性への評価も口にした。
マーケティング部長の伊藤なつきさんは「吸汗速乾、接触冷感、洗濯機で洗える、しわになりにくいなど、夏に求められる機能を備えている」と補足した。
■ 【課題2】「カジュアルすぎてだらしない」に応える上質Tシャツ

二つ目の課題は、「カジュアルすぎてだらしなく見える」という懸念に対応したもの。女性向けには、光沢と華やかな袖のデザインが特徴の「ハンカチスリーブTシャツ」を提案。「肌触りが滑らかで、ずっと着ていたいと思わせるTシャツ」と桐谷さんは話した。
伊藤さんは「腕を上げても脇があまり見えないなど、肌の露出に配慮したデザインが働く女性に好適」と語った。
■ ニットTシャツで“きちんと見え”を実現
男性向けには「ニットTシャツ」が紹介された。「Tシャツはカジュアルな印象ですが、ニット素材になるだけで、きちんとした印象が出る」と語る桐谷さんに、内田さんも「だらしない印象はまったくない。素材によって印象が大きく変わる」と応じた。
■ 【課題3】「暑くてもきちんと見える」軽量ジャケットを提案
三つ目の課題は、「暑い日でもきちんと見える服装が分からない」という声への対応。
女性向けには、裏地を省いた軽量仕様で、肘まで隠れる袖丈を採用した「プレミアムオックス半袖ジャケット」が提案された。桐谷さんは「きちんと感のあるデザインに、心地よい接触冷感機能も備わっている。モードな雰囲気で着こなしていただけると思います」と紹介した。
■ 動きやすさときちんと感を両立する「トリコットジャケット」

男性向けには、ジャージー素材の「ハイゲージトリコットジャケット」が紹介された。桐谷さんは「ひんやりと心地よいだけでなく、動きやすさも優れています」と評価し、伊藤さんも「動きやすく、見た目にもきちんとした印象がある。夏に最適なセットアップ」と補足した。
■ 桐谷さん「オンでもオフでも快適におしゃれを」 内田さんも共感

トークセッションの最後に、桐谷さんは「プラステはトレンドを取り入れたデザインやシルエットに機能性を兼ね備えているので、暑い夏でも涼しく快適に、きれいにおしゃれを楽しめると思います。オンでもオフでも活躍するアイテムがそろっているので、ぜひ試していただけたら」と語った。
内田さんも「ストレッチ性や接触冷感といった高機能素材で、夏を快適に過ごしてほしいです」と呼びかけた。






