アシックス、トップアスリート向け「メタスピード」新作3型を発表 走法別に最適化、2025年7月発売

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アシックスは、トップアスリート向けランニングシューズ「メタスピード(METASPEED)」シリーズの新作として、「メタスピードレイ(METASPEED RAY)」「メタスピードスカイトウキョウ(METASPEED SKY TOKYO)」「メタスピードエッジトウキョウ(METASPEED EDGE TOKYO)」の3モデルを発表した。発売は2025年7月下旬を予定しており、アシックスオンラインストア、直営店(ファクトリーアウトレット除く)、全国のスポーツ用品店などで順次展開する。価格は「レイ」が3万3000円、「スカイトウキョウ」と「エッジトウキョウ」は各2万9700円(いずれも税込)。

走法特性に応じた構造設計 「RAY」はシリーズ最軽量モデルに

「メタスピード」シリーズは、ランナーの走法を「ストライド型」「ピッチ型」に分類し、それぞれの特性に応じて設計することが特徴。今回初めて追加された「メタスピードレイ」は、軽量性を重視した新カテゴリの提案で、前足部から着地する「フォアフット走法」のランナーを想定している。

片足27.0センチで約129グラムと、同社カーボンプレート搭載モデルで最軽量。名称はスピード感を想起させる「RAY(光線)」と、「ゼロ(軽さ)」をかけ合わせて命名した。

ミッドソールと中敷には、新開発のフォーム材「FFリープ(FF LEAP)」を採用。前モデルで使われた「FFターボプラス(FF TURBO PLUS)」比で、約15%の軽量化、約13.7%の反発性向上、約30%のクッション性向上を実現している。加えて、軽量カーボンプレート、フィット性と通気性を両立したアッパー素材「マトリックス(MATRYX®)」、高グリップの「アシックスグリップ」ソールを組み合わせた。

「SKY TOKYO」「EDGE TOKYO」は基本構造を刷新、反発力を向上

「スカイトウキョウ」は、ストライド型ランナー向けモデル。フォーム材は2層構造で、下層に「FFリープ」、上層に「FFターボプラス」、その間にフラット形状のカーボンプレートを挟む構造を採用した。これにより、フォーム全体の圧縮による反発を高めている。アッパーには「モーションラップアッパー3.0」を用い、従来比で15グラムの軽量化と、18.8%のエネルギーリターン向上を実現した。

一方の「エッジトウキョウ」は、ピッチ型ランナー向けで、フォーム材「FFリープ」を上層に配置。前足部への集中圧縮により、効率的な蹴り出しを可能にした。カーボンプレートはつま先方向へ傾斜をつけて内蔵し、ミッドソール内で自然な体重移動を促す構造にしている。こちらも前モデル比で15グラム軽量化、エネルギーリターンは21.4%の改善となっている。

両モデルは、アウトソールに「アシックスグリップ」を採用し、路面状況を問わず高い安定性とグリップ力を発揮する。

Cプロジェクトが開発 選手のフィードバックをもとに改良

シリーズの開発は、2019年11月に立ち上げられた社長直轄の「Cプロジェクト」が担ってきた。アスリートからの継続的なフィードバックを受け、科学的知見と実戦評価をもとに製品改良を重ねてきたという。

ベルギー代表の長距離選手、バシル・アブディは「アシックスは、私たちアスリートの声を反映してシューズを改良してきた。3モデルから自分の走法に合う1足を選び、テストできたことが大きな自信につながった」と話す。

開発責任者であるアシックス スポーツ工学研究所長 兼 Cプロジェクト部長の竹村周平氏は、「3モデルは多様な走法と個々のランナーが求めるフィーリングに応える設計。アスリートが自分らしいスピードを発揮できるよう支援したい」とコメントしている。

お客さまからのお問い合わせ先

アシックスジャパン カスタマーサポート部
お問い合わせフォーム https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/support/contact/products

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