「FASHION PRIZE OF TOKYO 2025 WINNER’S EVENT」が開催。シュタイン(ssstein)がインスタレーション形式で2025/2026年秋冬コレクションを発表

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日本ファッション・ウィーク推進機構は2025年3月16日、東京・南青山のスパイラルで「FASHION PRIZE OF TOKYO 2025 WINNER’S EVENT」を開催した。楽天ファッション・ウィーク東京2025/2026年秋冬コレクションの特別オンスケジュール企画として実施された。Text & Photo: Shinichi Higuchi(樋口真一)

当日は、「FASHION PRIZE OF TOKYO」第7回受賞ブランド、シュタイン(ssstein)がパリ・メンズ・ファッション・ウィーク初日の2025年1月21日、パリ16区のパレ・ド・トーキョーで発表した2025/2026年秋冬コレクションの映像と一部のルックを、スパイラルホールで紹介した。さらに、スパイラルガーデンでは関連写真を展示するなど、インスタレーション形式でコレクションを紹介した。

また、スパイラルカフェでは、楽天ファッション・ウィーク東京2025/2026年秋冬コレクションのオープニングパーティーも開かれた。

デザイナーの浅川喜一朗さんは、パリでの発表について「印象的だったのは、見てくださる方が非常に多く、発表に対する反応が直接伝わってきたことです。言葉で感想をいただく機会も多く、それらを自分の中で整理し、次につなげたいと思っています。

課題もありましたが、自分たちのものづくりやムードづくりを、より純度の高い形でどう届けられるかを見直し、自分たちらしさを掘り下げながら丁寧に取り組んでいきたいと感じました。実際、ショー後には欧米を中心に新規取引先が10件以上増え、素材感や縫製、シルエットを見て取引に至ったケースが多くありました。多くの方に見ていただいたことで、パリで発表する意義を強く感じました」と話した。

また、「ブランドとしては、静けさの中にある強さや自然体の美しさを感じさせる服やムードを届けたいと考えています。素材選びやシルエットの設計、空間に広がる自然光や音の響きなど、細部にまでこだわり、全体のムードが伝わるよう関係者と協力して形にしました。強い表現よりも、空間全体で感じてもらえるようにすることも意識しました」とした上で、「発表後には『レディースの服はないのか』という問い合わせも予想以上に多く、想定していなかった反応に驚きましたが、そうした受け止め方をしてもらえることにも可能性を感じました」と語った。

日本ファッション・ウィーク推進機構の古茂田博事務局長は「これまでのFASHION PRIZE OF TOKYOの受賞者は、パリ・ファッション・ウィークの公式スケジュールに掲載される実力派ばかりです。近年は日本国内よりも海外での販売が伸び、日本を代表するブランドへと成長しています。今回の浅川さんも、現地のショールームは盛況だったようです。今後のさらなる活躍を期待しています」と述べた。

ストリートファッションの首都と呼ばれてきた東京と、日本の素材や技術力という強みを生かし、パリ・メンズ・ファッション・ウィークでは多くの日本人デザイナーがコレクションを発表している。そうしたストリートファッションからの流れとは異なる新たな方向性を打ち出したデザイナーの一人が浅川さんだ。今後の展開にも注目が集まりそうだ。

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