
アシックスは、タレントの一ノ瀬メイとブランドアンバサダー契約を結んだ、と発表した。一ノ瀬は2016年のリオデジャネイロ・パラリンピックに出場した元パラ水泳選手で、バタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、自由形の日本記録を持つ。2021年に現役を引退後は、スポーツの魅力を発信し、サステナビリティ関連のプロジェクトに参加するほか、モデルや俳優としても活動している。
アシックスは「健全な身体に健全な精神があれかし(Anima Sana In Corpore Sano)」を創業哲学とし、「誰もが一生涯、運動やスポーツを通じて心も体も満たされるライフスタイルを創造する」ことを掲げている。今回の契約は、一ノ瀬のアスリートとしての経験や社会貢献活動が、同社のビジョンと一致したことから実現した。
今後は、一ノ瀬がブランドの象徴としてアシックスの企業文化や価値観を発信する。また、健康で持続可能な共生社会の実現に向け、すべての人々との心理的・物理的な距離を縮める活動に協力する。
一ノ瀬は「引退後も運動が心身の豊かさにつながることを実感しています。アシックスのブランドアンバサダーに就任できることを光栄に思います。サステナビリティやDE&I(多様性、公平性、包括性)の分野で共に歩めるパートナーができたことを心強く感じています」とコメントした。
アシックスの常務執行役員、甲田知子さんは「一ノ瀬さんの姿勢や視点、熱意は、私たちが目指す社会づくりにおいて重要な役割を果たすと確信しています。より多くの人に心と身体の健康の大切さや持続可能な社会への意識を広めることを楽しみにしています」と述べた。
一ノ瀬は、アシックスのブランドアンバサダーとして、2025年2月27日~3月1日に東京ビッグサイトで開催される「VOLUNTAINER Meeting 2025~東京マラソン2025 みんなでつなぐサステナビリティ~」に初めて登場する。
■一ノ瀬メイプロフィール
生年月日:1997年3月17日
出身地:京都府
1歳半で水泳を始め、13歳で史上最年少のアジア大会出場を果たす。2016年のリオデジャネイロ・パラリンピックでは、バタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、自由形の4泳法で8種目に出場。2020年には200メートル個人メドレー(S9クラス)で世界ランキング1位となり、現在も4泳法すべての日本記録を保持する。2021年に現役を引退後は、スピーカー、モデル、俳優として活動し、ウェルビーイング、サステナビリティ、ダイバーシティ&インクルージョンを軸に国内外で発信を続けている。