アシックスは2025年6月20日にイギリス・ウィンザーで開催される駅伝大会「FT Nikkei UK Ekiden Year 2」(主催:UK Ekiden)のオフィシャルスポンサーに決定した。この大会は、たすきにチームの願いを込め、仲間と共にゴールを目指す日本発祥の駅伝文化を海外にも広める目的で2024年に設立され、今回が2回目の開催となる。
「UK Ekiden」を設立したアンナ・ディングリーさんは「『UK Ekiden』を立ち上げた背景には、100年以上の歴史を持つ駅伝に感銘を受け、駅伝の素晴らしさをイギリス、そして世界中に広めたいという思いがありました。この日本の特別なスポーツの興奮とドラマを、異なる文化や国の壁を越えて共有できることは、私たちにとって大きな喜びです。アシックスをチームに迎え、『FT Nikkei UK Ekiden Year 2』を開催できることを非常に光栄に思っています。今後も『UK Ekiden』を通じて、日英間だけでなく、駅伝の国際的な認知度向上に貢献していきます」とコメントしている。
大会は大学チームとスポンサー企業チームの2カテゴリーに分かれ、各カテゴリー15チームずつ、計30チームが参加する予定だ。大学チームには、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学、バーミンガム大学などが名を連ね、各チームは男子5人、女子5人の10人で構成される。コースはウィンザー地区から中間地点のキングズメドウを経由して再びウィンザー地区に戻るテムズ川沿いのルートで、総距離は約110キロメートル。
今回のオフィシャルスポンサーは、同大会の趣旨に賛同し、スポーツマンシップやチームワークを学ぶ場として子どもたちの積極的な参加を呼びかける取り組みに共感して決まったもの。大会をサポートするほか、日本人学生ランナーとの交流やイギリス国内で駅伝文化を広める活動も行う。また、本大会の収益の一部はスポーツ振興のために寄付される。
アシックスの甲田知子常務執行役員は、「日本発祥の駅伝に対するアンナさんの深い理解と熱意に感動しました。また、子どもたちへの普及活動など、『スポーツを通した青少年の育成』を目指すアシックスの理念とも共通点が多いことから、『FT Nikkei UK Ekiden Year 2』をサポートすることにしました。100年以上の歴史を持つ駅伝は、共通の目標に向かってともにトレーニングし、実力を高め合い、楽しみや喜びを共有するなど、人と人のつながりを自然に生み出す、日本で育まれてきた素晴らしい競技でありスポーツ文化です。本大会を通じて、駅伝への関心が世界に一層広がることを期待しています」と述べている。
アシックスはこれまでにも、世界各国でランニングイベントを支援してきた。2020年から2022年のコロナ禍には、バーチャル駅伝「ASICS World Ekiden」を企画し、3年間で延べ11万人以上が参加した。同社は今後もランニング文化の発展を目指し、ランナーの声を反映したサービスや商品の開発を進める方針だ。
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