デサントは8月26日、豊島区南長崎スポーツセンターで、豊島区内の中学生を対象に「チーム デサント(Team DESCENTE)スペシャルイベント」を開催した。当日は、デサントの契約アスリートであるバレーボールの甲斐優斗選手と競泳の本多灯選手がゲストとして登場した。バレーボールの石川祐希選手もイタリア・ローマからオンラインでトークショーに参加した。Text & Photo : Shinichi Higuchi(樋口真一)集合写真はデサント提供
今回のイベントは、子どもたちの心身の健康と幸福(ウェルビーイング)の向上や、生涯スポーツへのモチベーションを高めることを目的としたもの。デサントは、小中学生の時期に、1つのスポーツに専念するのではなく、複数のスポーツを経験することで、将来の競技力向上や生涯スポーツの可能性を広げると考え、マルチスポーツの推進を行っている。
当日は、豊島区立の中学生35人が参加。甲斐選手や本多選手に加え、ブレイキンのYUINA選手が講師として登場し、バレーボール、水泳、ブレイキンの体験会が行われた。バレーボールでは、アタックやサーブ、的当て、水泳ではスカーリング、蹴伸び、バタ足などを体験した。ブレイキンには、中学生に加えて本多選手も参加した。
マルチスポーツをキーワードとしたトークショーも実施され、甲斐選手、本多選手に加えて、石川選手がオンラインで参加した。トークショーで石川選手は「バレーボールだけでなく、さまざまなスポーツに挑戦してほしいと思いますし、それが子供たちの将来に繋がると考えています。最近では、ダンスやブレイキンなど新しいスポーツの選択肢が増えましたが、そこから学べることも多いです。イタリアでは、試合前にサッカーをすることもあります。私もバレーボールを始める前に野球や水泳、体操を経験し、そこで多くのことを学びました。中学生の皆さんも、積極的にさまざまな競技に挑戦し、自分に合ったものを見つけたり、新しい発見をしてもらえたらと思います」と話した。
また、イベント終了後、本多選手は「僕自身、水泳だけでなく、他のスポーツにも非常に興味があり、とても楽しかったです。スポーツは本当に楽しいものだという気持ちを、多くの人に伝えていけたらと思いました。バレーボールや野球、体操なども面白そうですし、ブレイキンをやってみて楽しかったです。新鮮な体験で、挑戦することの楽しさを改めて味わったので、もう一度やってみたい、練習してみようかなと思っています。他のスポーツも見るだけでなく、実際にやってみたいと思いました。水泳を教えるのは初めてでしたが、水泳の楽しさや面白さが伝わるかと考え、普段僕が練習でやっていることなども体験してもらいました。教える中で、僕は速く泳いで競い合うことが楽しいと感じていることに気づけました。僕も多くを学ばせてもらい、とても楽しかったです」とコメント。
甲斐選手は「教えることが得意ではありませんが、この機会を通じて多くの人に経験を伝えられたことは良かったと感じています。初めて子供たちを指導し、教えることの難しさを実感しました。また、他競技の選手と交流できたことも貴重な体験でした。特に、本田選手と話し、身長が競技にどう影響するかを確認できたのも良い経験でした。
今後も機会があれば積極的に参加し、競技を通じて楽しさを伝えたいと思います」と語った。
デサントは今後も、マルチスポーツの魅力を広く伝えるため、東京オフィスのある豊島区内の小学校や中学校を対象に、同様のイベントを継続的に開催していく予定だという。