デサントがプレミアムスポーツウェア「DESCENTE PRO」を発表

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デサントジャパンが展開する「デサント」ブランドは2023/2024年秋冬コレクションからプレミアムスポーツウェア「デサント プロ(DESCENTE PRO)」をスタートした。8月9日から「DESCENTE STORE オンライン」、「デサント」直営店(一部店舗を除く)、一部百貨店で順次販売する。発売に際して、8月9日には東京・目白のデサント東京オフィスでプレミアムスポーツウェア「DESCENTE PRO 新コレクション発表会」を開催した。Text & Photo : Shinichi Higuchi(樋口真一)

今年、ブランドの原点でもある、トップアスリートとの共同開発に基づくスポーツ由来の「モノづくり」を通して、機能美を追求した高機能で高品質、そしてデザイン性に優れたスポーツウェアを提供していく、プレミアムスポーツブランド戦略を始動したデサント。

2月には「デサント」のハイスペックプレミアムライン「デサント オルテライン(DESCENTE ALLTERRAIN)」から、様々な着用シーンに適応するを機能性とデザイン性を持つ服の需要に対応する、新ライン「デサント オルテライン アイオー(DESCENTE ALLTERRAIN I/O)」と「デサント オルテライン エイティーワン(DESCENTE ALLTERRAIN 81)」を発表。スポーツから派生した高機能を活かし、日々の生活のためのウエアを提案する「ムーブ スポーツ」カテゴリーである「デサント オルテライン」の「デサント オルテライン アイオー」では都市生活を美しく快適にするテクニカルモードウエアを「デサント オルテライン エイティーワン」ではアドバンストアウトドアスポーツを、それぞれ提案。2023年春夏は前年比2桁以上となった。

また、テクノロジー、クラフトマンシップ、デザイン性の3つをポイントに、機能美を追求した高機能、高品質、デザイン性に優れたウェアを提案するとともに、プレミアムスポーツブランドへのリブランディングの一環として、ブランドロゴや東京オフィスの刷新、直営店のリニューアルなど、様々な取り組みを進めている。

今回発売する「デサント プロ」は、ブランドのルーツでり、軸でもある、スポーツシーンでのパフォーマンスをサポートするカテゴリー「アドバンスト スポーツ」カテゴリーのトップとなるもの。「スポーツ市場の伸びやプレミアム消費の拡大、どう見られるかから自分の価値観にあうもの、好きなものを買うなど消費購買決定の変化などから、培ってきた技術力が活かせる」と判断。プレミアムスポーツブランドを象徴する新コレクションとして「デサント プロ」をローンチした。2023年秋冬シーズンは、スキー・トレーニング・ゴルフの3カテゴリーを展開する。

「デサント プロ」は、単一の協議カテゴリーではなく、ブランドのオリジンであるスキー、ゴルフ、トレーニングの3つのカテゴリーの総称となるもの。単なる装飾としてのデザインではなく、課題解決を起点に、設計されていて、独自の機能美が凝縮されていることが特徴になっている。同社では「急激な拡大ではなく、ブランドのイメージドライバーやコミニケションドライバー、技術開発ドライバーとして、デサント プロで開発した技術力を通常のトレーニングやゴルフなどに落とし込み、売り上げ拡大につなげていきたい」考えだ。

新コレクションでは、スキー、ゴルフ、トレーニングの全カテゴリー共通で「デサント」が長年のスキーウェア開発からたどり着いた独自技術“スキーマテック(Schematech®)”を進化させた素材を採用した。 スキーマテックは、1枚の生地の中で部位ごとに、異なる組成や組織を配置することで、機能変化を持たせる素材開発技術。これにより、縫製箇所を最少化し、「第2の皮膚」となる新たなスポーツウェアの機能性と快適性を実現している。また、各競技シーンに適したパターン設計技術と融合させることで、動きやすさを生み出し、ストレス軽減とパフォーマンスの向上をサポートする。

「プロ スキー(PRO SKI)」では、ジャケット(SCHEMATECH SKY WINTER JACKET)はジャケット表地にスキーマテックを使用するとともに、板を持つことも考慮し、肩などの主要部位に保護転写プリント処理技術”プロテクション マッピング(Protection Mapping)”を採用することで、ウィンタースポーツに求められる部位に応じた必要な強度を付加している。また、空気の流れを想定した特殊な配置のダウンチューブ構造と、背中、両胸、両脇に配置されたベンチレーションにより、高い保温性を備えながらも、快適な着心地を保つことができるようにした。パンツ(SCHEMATECH SKY WINTER PANTS)もスキーマテックとプロテクション マッピングを組み合わせている。

「プロ ゴルフ(PRO GOLF)」では、ダウンジャケット(SCHEMATECH SKY GOLF DOWN JACKET)、ダウンパンツ(SCHEMATECH SKY GOLF DOWN PANTS)、セーター(SCHEMATECH SKY GOLF SWEATER)を展開。ダウンジャケットは胸、後ろ身にはスキーマテック生地とダウン、スイングやアドレス時にもたつきが気になる袖・脇・腹部には、ストレッチ性を兼ね備えた上質なナイロンボンディング生地を使用するなど、ゴルフの動作に合わせて使い分けている。ダウンには、空気を抜けやすくすることで身体にフィットし動きに追従する”エアーサーキュレーションダウン®”を使用し、ゴルフ特有の動きに最大限考慮している。また、脇下にはパターン技術”アークカット”を採用し、スイング時の可動域を広げた。さらに、衣服内の快適性を目的としたテクノロジー”デュアルベンチレーションシステム”や、パット時に、袖口の水の流れを外に流すストリームラインなども搭載した。ダウンパンツにも同じ機能を採用している。一方、セーターは生地のベースの糸には上質なカシミヤと光を熱に変えるデサント独自開発の蓄熱保温素材”ヒートナビ”を組み合わせることで、保温力と着心地の良さを生み出した。

また、「プロ トレーニング(PRO TRAINING)」では、トレーニングウェアとして初めスキーマテック生地を採用。ジャケット(SCHEMATECH SKY RUNNING JACKET)は、スキーマテックでストレッチ性を出しながら、風が当たりやすい胸の部分は冷たい風が通りにくくし、独自に研究した”スウェットマッピング”理論から割り出した汗をかきやすい部分や蒸れやすい部分は特殊な融解技術を使用し生地を溶かすことで、水蒸気が抜けやすくした。肩甲骨周りも伸縮性が高くなるように融解した。さらに、大きなパネルを獲りながらダーツ処理することでランニング動作をしやすくするとともに、ダーツ処理した部分を夜間の視認性を高める“リフレクター”機能にすることで機能をデザインに昇華している。パンツ(SCHEMATECH SKY RUNNING PANTS)もジャケットと同様の動きやすさや機能性を持たせながら、寒さを感じやすい前面の大腿部は融解せず、風を通しにくく、膝下からは足の運び方をよりスムーズにするために伸縮性を高める加工を、後面は汗がたまりやすい膝裏を中心に通気性を高める加工を施している。

「PRO」展開店舗一覧
・PRO SKI ※8月16日から展開予定
DESCENTE TOKYO/DESCENTE ららぽーと豊洲/DESCENTE サッポロファクトリー
・PRO TRAINING
DESCENTE TOKYO/DESCENTE ららぽーと豊洲/DESCENTE ららぽーと EXPOCITY/
DESCENTE マークイズみなとみらい/DESCENTE GOLF COMPLEX GINZA
・PRO GOLF
DESCENTE GOLF COMPLEX GINZA/DESCENTE TOKYO/DESCENTE ららぽーと豊洲/
DESCENTE ららぽーと EXPOCITY/DESCENTE マークイズみなとみらい/
DESCENTE GOLF 西武池袋本店/DESCENTE GOLF 大丸東京店/
DESCENTE GOLF 松坂屋名古屋店/DESCENTE GOLF 阪急うめだ本店/
DESCENTE GOLF 博多阪急店/DESCENTE GOLF 新宿高島屋/
DESCENTE GOLF 大阪高島屋/DESCENTE GOLF 岩田屋本店 ※8月23日から展開予定

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