アシックスは1月5日、2022年度新年アシックスグループ全体朝礼を行った。朝礼の様子はウェブ会議システムを使い、日本国内のグループ会社社員に向けて配信した。
アシックス尾山基会長CEO「寅のように勇猛果敢に取り組む1年に」
この中でアシックスの尾山基会長CEOは「昨年は、米国 MLB アメリカン・リーグの MVP を受賞された大谷翔平選手の活躍や、東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会の開催など、連日多くのアスリートが我々に感動を届けてくれました。スポーツの活力を再認識したとともに、障がいの有無にかかわらず、すべての人々が生き生きとした人生を送ることができる共生社会の実現に貢献したいと改めて心に誓いました。2022 年は企業として、地政学的リスクを回避しながら、SDGsの実現に向け、ESG(「Environment=環境」「Social=社会」「Governance=企業統治」)を中心に置き経営をしていくべきだと考えます。全世界的なサステナブルの風潮の強さを理解して、商品企画や部品調達を行う必要があります。そして商品自体のイノベーション(技術的革新、変革)が重要です。本年はオニツカタイガーに縁のある寅年です。寅のように勇猛果敢に取り組む1年に、また、Sound Mind, Sound Bodyを体現する充実した1年にしましょう」とあいさつ。
アシックス廣田康社長COO「アシックスの躍進の年に」
また、アシックスの廣田康社長COOは「この3年間、新型コロナをはじめ誰も予想し得なかった荒波の中、アシックスはより強くなったと確信しています。今年は、これまでに作ってきた土台の上に、大きな成長を遂げる年にしなければなりません。アシックスにとっての2021年は、東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会なしには語れませんが、単なる思い出にせず、考えたことや感じたことを次に繋(つな)げていくアクションが非常に大切です。2022年は、みなさんとともに、アシックスの『躍進の年』にしたいと思います。『躍進』とは、何かの偶然によって急に大きく成長することではなく、これまでやってきた事や、これからやっていく事が徐々に積み重なり、その結果として大きな成長を遂げる、ということを意味します。アシックスグループ一丸となって今年を『躍進の年』にしましょう」と話した。