アシックスの「メタスプリント トーキョー」が2020年度グッドデザイン賞「グッドデザイン金賞」受賞

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アシックスの開発した陸上競技用スプリントシューズ「メタスプリント トーキョー」が「2020年度グッドデザイン賞」(日本デザイン振興会主催)の「グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)」を受賞した。

「グッドデザイン金賞」は「グッドデザイン・ベスト100」の中から、グッドデザイン審査委員会が特に優れたデザインと認めたものに贈られるもの。

「メタスプリント トーキョー」は1/1000秒を争うスプリンターのパフォーマンスを最大化するために行き着いた、業界初のピンのないスプリントシューズ。従来の常識だったスパイクピンを取り除くことによって、スプリント動作時の様々なエネルギーロスを削減することに成功した。

「靴底のハニカム構造には、強度、耐久性はもとより、一切の無駄を排した研ぎ澄まされた美しさがある。新しいスプリントシューズの開発という命題において、誰しもがスパイクピンありきで構築するものと考えてしまうが、アシックスの開発チームは既成概念に縛られることなく、スパイクピンを用いずに開発にチャレンジ、実現させたことがすばらしい。高いグリップ力を発現することに1/1000秒を競う記録と戦うのはアスリートのみならず、開発陣も同様であるということが、手に取るように分かる。実使用でのデータでも優位性が証明されているとのこと、相当な試行錯誤を繰り返したことが理解できる。まさにデザイナー、研究者、開発者の思いがこの1足にこめられている」と評価された。

10月2日に行われた第104回日本陸上競技選手権大会 男子100メートルで優勝した桐生祥秀選手が着用したスパイクシューズは、同商品をベースにしている。

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