「第88回ミカム(MICAM)2020年春夏コレクション」では、ミカムのファッションショーや、若手や注目デザイナーによるファッションショー「Fashion Disruption : 12 influencer for 12 Emerging Designers」など、ファッションショーも開催。トレンド別やブランド別などで、靴の2020年春夏最新コレクションを発表した。Text & Photo:Shinichi Higuchi(樋口真一)
また、会場ではWGSNによるレディースとメンズの靴の2020年春夏や、靴の素材、色、キッズとジュニアの靴の2020年春夏と2020/2021年秋冬のトレンド、サステナビリティーなど、様々なセミナーも開催され、それぞれのポイントやキーワード、キーアイテムの解説などが行われた。
レディースシューズの2020年春夏コレクションでは、テクノロジーや自然とデジタル、ベリーナチュラルなどがポイントで、アンクルストラップサンダルやカーフロングブーツがキーアイテムになっている。スクエアトゥサンダルやザ・ラウンジ・スリッパ、花を飾ったサンダル、ザ・オール・ナチュラル・サンダル、コンフォートパンプス、ソックスとローファー、バンパーソールスニーカー、ハイブリッドスニーカー、1990年代風アンクルブーツなども提案されている。
一方、2020/2021年秋冬コレクションでは、コンフォート(安心感、快適さ)がキーワードになっていて、サステナブルも継続。レディースシューズの2020/2021年秋冬コレクションでは、アーティスティックヒール、バレーシューズのようなフラットシューズ、パンクからインスパイアされたデザイン、ミニマムなストラップサンダル、プレッピー・ローファー、乗馬ブーツ、スクエアトゥーのアンクルブーツ、日常的なシューズの中にハイキングシューズの要素を取り入れた、異常気象にも対応出来るライフスタイル・ハイカー、家の中で履くようなザ・ホーム・シューズなどが提案されている。
メンズシューズの2020/2021年秋冬コレクションでは、ミニマリズムの中にハイキングの機能性をプラスしたテクノロジー・ハイキング、ドレスとユーティリティのハイブリッド、ミニマリスト・ローファー、マウンテンブーツなどが提案された。
サステナビリティーについてのセミナーでは、サステナビリティーはトレンドではなく2020年以降も続く変化であり、Reduce(減らす)、Reuse(再利用)、Recycle(再循環)などをポイントに、上質なものを手入れしながら使い続けることやリサイクルなどをポジティブなものと考え、発言していくことが大切であることが改めて強調された。
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