回収したスポーツウェアを東京オリンピック日本代表公式スポーツウェアとして再生する「アシックス リボーン ウェア プロジェクト(ASICS REBORN WEAR PROJECT)」の記者発表会が1月24日、東京・渋谷のアシックス原宿フラッグシップで行われ、吉田沙保里さんが登場した。
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「アシックス リボーン ウェア プロジェクト」は、スポーツ用品カテゴリーで唯一の東京2020オリンピック・パラリンピックゴールドパートナーであるアシックスが東京オリンピック・パラリンピック日本代表選手団の応援プロジェクトとして行うもの。
全国のアシックス直営店やスポーツ用品店各店、スポーツイベント会場に回収ボックスを設置。ウェアのブランドを限定せず、幅広く協力を呼びかけ、集まったウェアから生み出したリサイクル繊維を活用し、来年の東京オリンピック・パラリンピックで日本代表選手団が着用する公式スポーツウェアと、アッパー部分と中敷き表部分にリサイクル材料を使用したシューズを作製する。
回収ボックスには、キャンペーンサイトへ遷移し、オリジナル・メールマガジンに登録できる2次元バーコードが付いていて、登録するとアスリートからのメッセージや大会の情報、提供したウェアが、どのようにリサイクルされて公式スポーツウェアに生まれ変わるかを随時報告するメールなどを受けることができる。また、思い出のウェアの画像をデジタルフレームに入れてSNS上で投稿できるジェネレーター・コンテンツを企画するなど、東京オリンピックへの応援にもつなげていく。
引退を発表した吉田さんは「違った形でも東京オリンピックに関わることができるのはすばらしいことだと思っています。今度のオリンピックは応援する立場での参加ですが、自分が着ていたウエアが日本代表選手団の公式スポーツウェアやシューズに再生されれば、5大会連続で表彰台に立てる可能性があります。こんなにうれしい企画はありません」などと話した。
Text & Photo:Shinichi Higuchi(樋口真一)