日本展示会協会(日展協)は1月9日、東京・港区のANAインターコンチネンタルホテル東京で「2019年新年懇親会」を開催した。通常の新年会に先駆けて、協会創立50周年記念式典も行われた今回。国会議員や会員企業、展示会場、支援企業、プレスなど過去最多となる1,034人が来場。参加者数は10年連続増加となった。
展示会産業における日本最大の業界団体である日本展示会協会。2020年の東京オリンピック・パラリンピックで東京ビッグサイトがメディアセンターとなるため、約20か月間、多くの展示会が中止や大幅縮小となる可能性がある「オリンピック問題」でも注目を集めた。
冒頭、日本展示会協会の石積忠夫会長は「今年の4月から20か月間に渡り、ビッグサイトの約半分がメディアセンターに使用され、展示会が例年通り開催できなくなります」と危機を訴えるとともに、「訴えは、無駄ではありませんでした。展示会で何兆円もの取り引きが行われている事実や世界各国が展示会を経済発展の切り札としている事実をわかってもらえ、会場建設が始まりました。ビッグサイトは2021年には50パーセント拡大します。パシフィコ横浜も50パーセント、さらに、愛知県や沖縄にも会場が新設されます。これからの2年間、困難を乗り越え、2021年を見本市大国 日本への第一歩にしましょう」と強調した。
また、「自由民主党 展示会産業 議員連盟」の幹事長、薗浦健太郎内閣総理大臣補佐官、経済産業省藤木俊光商務・サービス審議官、河村たかし名古屋市市長なども出席した。
Text & Photo:Shinichi Higuchi(樋口真一)
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