ユニクロは11月7日、プロスノーボーダーの平野歩夢選手とグローバルブランドアンバサダー契約を締結した、と発表した。平野選手は、2016年と2018年冬のX Games男子スーパーパイプで優勝。また、2014年と2018年の冬季オリンピック男子ハーフパイプでは、銀メダルを獲得している。
ユニクロはこれまでも、世界のトップアスリートとグローバルブランドアンバサダー契約を結び、パフォーマンスだけでなく、ファッションや日常生活まで含めたライフスタイル全般をサポートする独自のスポンサーシップを進めてきた。今回の契約も平野選手を競技と日常生活の両面からサポートするもの。
今後、平野選手は競技中のアウターとしてカスタムメイドのユニクロのスノーボードウエアを、インナーには店舗やオンラインストアで通常販売されている、ユニクロの商品を着用。競技以外の場面でも、ユニクロの商品を着用する予定。また、平野選手は競技中に着用するカスタムアイテムや素材の開発にも参加する。
平野選手のグローバルブランドアンバサダーとしてのデビュー戦は、米国コロラド州ブリッケンリッジで今年12月に開催されるDew Tourとなる。同大会の平野選手のウエアの開発は、平野選手と東京にあるユニクロのR&Dチームが協力して進められ、LifeWearの良さと最先端技術を結集し、高機能で軽量なウエアを作り上げた。
平野選手は「グローバルブランドアンバサダーとして、ユニクロに関われることを非常に光栄に思います。スノーボードのスタイルは、カジュアルやストリートスタイルに密接な関わりがあるので、ユニクロは僕自身にとても合っていると思います。僕は以前からユニクロの商品にとても興味を持っていました。ユニクロと僕が力を合わせれば、スノーボードのファッションスタイルを多くの方々の生活にLifeWearとして取り入れていただくきっかけになるなど、何か新しいことができそうだと考えています。ユニクロの顔として、グローバルに活動できることにとても興奮しています」 とコメント。
また、ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は「平野選手は、アスリートとしてのパフォーマンスがすばらしいだけでなく、ファッションセンスにおいても独創性や独自のスタイルを持っておられます。平野選手が競技で、期待以上の結果を出せるのは、ずば抜けた才能とイマジネーションがあるからです。この才能と感性に、これまでユニクロが培ってきた知見を合わせ、一緒にユニークなことを生み出していきたい。最先端技術を取り入れた特別なLifeWearアイテムを提供することで、平野選手がこれまで以上の高みに登り詰められる力になれればと考えています」 としている。
