「FASHION PRIZE OF TOKYO(ファッション プライズ オブ トウキョウ)」第2回受賞者発表式がアマゾン ファッション ウィーク東京2019年春夏会期中の10月20日、渋谷ヒカリエで行われ、オーラリー(AURALEE)のデザイナー岩井良太さんが第2回受賞デザイナーに選ばれた。
「FASHION PRIZE OF TOKYO」は、既に国内外で知名度がありながら、海外で継続的にコレクションを行っていない東京のファッションデザイナー1組を選び、パリのメンズまたはウィメンズのファッション・ウィークでの1年間2シーズンのファッションショー形式のコレクション発表と展示会開催をサポートするもの。同じ東京都と繊維ファッション産学協議会が主催する若手デザイナーの育成・支援を目的としたファッションコンテスト「TOKYO FASHION AWARD(東京ファッションアワード)」よりも1ステップ進んだプライズ(コンテスト)となる。第1回はマメ(Mame Kurogouchi)の黒河内真衣子さんが受賞した。
岩井さんは1983年兵庫県神戸市生まれ、2015年オーラリーをスタート。2017年青山に直営店をオープンした。
マメに続く第2回目のデザイナーが誰になるのかということからも注目を集めた今回。「たくさんのすばらしいデザイナーが応募したが、売り上げがダントツ」「しっかりと売れていて、核になるものもある1つ抜けたブランド。クオリティーコントロールもすばらしく、生産背景や体力も持っている」ことなどが評価された。
岩井さんは「素材の仕込みなど準備の時間が無いので1回目は(ウィメンズコレクション時期の)3月にメンズとレディースの2019/2020年秋冬コレクションを一緒に発表したい。また、2回目は(メンズコレクション会期中の)6月にしたい。6月もメンズとレディースどちらかではなく、両方の2020年春夏コレクションを同時に発表する。じっくりと見てもらいたいので、モデルがランウェーを歩くファッションショーではなく、プレゼンテーションにするつもり」と話している。