ユニクロが2019年春夏パリコレクション中にニット展覧会を開催

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ユニクロは、2019年春夏パリコレクション(パリ ファッションウィーク)期間中の9月26日から9月29日、パリのジュ・ド・ポーム国立美術館でニット展覧会「The Art and Science of LifeWear Creating a New Standard in Knitwear」を開催している。同展は、ユニクロのライフウエアとそのキーアイテムの1つであるニットをパリコレクションに集まるプレスやバイヤー、感度の高い消費者などにアピールするために行われたもの。前日の9月25日に会見と内覧会、レセプションパーティを行い、全容を公開した。

ユニクロのニットウエアが体現するアート、カラー、クラフトマンシップ、日本のテクノロジーの粋をあますところなく展示する今回。展覧会はユニクロのニットウエアを 5 つのテーマでゾーン分けし、インスタレーションを展開。ユニクロのニット ウエアが質と価格の両面でお客様の期待にどう応えてきたかを、素材への情熱、クラフトマンシップ、デザイン、 最新の生産技術から仕上げまでの道のりをたどりながら紹介している。

展覧会の 最初の部屋はめくるめく「色」の世界が広が「Art – Knits in a Hundred Colors/100のカラーを持つニット」。

次のゾーン「Science – The Future of UNIQLO Knitwear/ニットウエアの未来」では、島精機製作所の最新鋭の編み機による3D KNITの制作工程を通じ、ホールガーメント®の技術が描き出す未来とユニクロの先進的な取り組みを紹介している。

階段を上がって最初に登場するのは「The Traditional Craftsmanship of UNIQLO Knitwear/受け継がれる職人技」のゾーン。部外者は入ることができないカシミヤ工場内を映像と写真、展示などで部分的に公開。ユニクロならではのクラフトマンシップとテクノロジーがニットウエアにどう反映されているかを見ることが出来る。

また、「FASHION – Perfect Styling/パーフェクト・スタイリング」では、ユニクロならではのニットスタイリングのバリエーションを展示によって紹介。

更に、最後のゾーン「Exclusive Collaboration Items Available at Pop-Up Store/コラボレーションの限定品をポップアップストアで販売」では、展覧会がパリ ファッションウィーク期間中に開催されるということで、3つのパリブランド(Maison Labiche、 Keur Paris、ANDREA CREWS)とコラボレーションした限定品を会場内のポップアップストアで販売。可愛い 刺繍のついたニットアイテムは、展覧会の期間中、会場だけで買うことが出来る。

会見にはファーストリテイリング柳井正会長兼社長、島精機製作所島三博社長、ファーストリテイリング グループ執行役員勝田幸宏ユニクロ統括責任者などが登場。柳井会長兼社長は「世界的なファッションの都であるパリ、ジュ・ド・ポーム国立美術館で大規模な展覧会を催すことができ、とても 光栄に思います。ニットウエアはユニクロが掲げる LifeWearのフィロソフィを最も体現しているアイテムです。素材の セレクトからクラフトマンシップ、デザイン、生産と仕上げの技術的な部分までをここでお見せすることで、 ユニクロのニットウエアがいかに唯一無二であるかを深く御理解いただけることと思います」 というコメントを発表。今後について「サンプルを作らずにできるホールガーメントは究極のもの。まだ未完成だが、これからも開発を進め、すべてをデジタル化し、工場から個々(の消費者)に届けるようなこともやっていきたい」などと語った。また、勝田ユニクロ統括責任者は「ライフウエアにとってニットはベストなもののひとつ」などと話した。

【展覧会 開催要項】
展覧会名 :『The Art and Science of LifeWear : Creating a New Standard in Knitwear』
会期 :2018年 9月 26日(水)〜29日(土)
開館時間 :11時〜19時
会場 :ジュ・ド・ポーム国立美術館(Galerie National de Jeu de Paume) 1 Place de la Concorde, Paris

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