マドラス(madras)は、東京・浅草の東京本社ショームで2018年春夏コレクションの展示会を開催した。今シーズンはイタリア語で無を意味する「0 niente」をテーマに、原点回帰したコレクションを提案している。
ここ数年、店舗からデザイン、素材まで、変化や新しさを強調してきたマドラス。今シーズンは、シンプルでありながら船の先端をイメージした先の細いデザインやサイドでひもを結んだもの、底をアシンメトリーにしたもの、下糸を引き抜いたデザインなど、加工ではなく、素材の自然な質感を生かし、ディテールの変化で遊んだデザインを発表した。
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また、ファーを取り外すことができるゴルフシューズや靴底の耐摩耗性を高めたものなどもポイントになっている。
マドラスは1946年にイタリア・ヴェネツィア郊外のバッサノで誕生し、1965年から日本に上陸したシューズブランド。イタリアの伝統的なクラフトマンシップを継承し、常に現代の洗練されたデザインを取り入れた靴づくりを行っている。また、シャープでエレガントなシルエットでありながら、日本人の足にフィットする本物の履き心地にこだわり、革新的機能も取り入れた。
Text & Photo:Shinichi Higuchi(樋口真一)
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