日本ファッション・ウィーク推進機構がJFW テキスタイル・オンラインサロンを開始

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昨年11月のプレミアム・テキスタイル・ジャパン2021秋冬(Premium Textile Japan 2021 Autumn/Winter)とJFW ジャパン・クリエーション2021(JFW JAPAN CREATION 2021)から

日本ファッション・ウィーク推進機構は、新規プロジェクト「JFW テキスタイル・オンラインサロン(JFW Textile Online Salon)」をスタートした。JFW テキスタイル・オンラインサロンは、プレミアムテキスタイルジャパン(Premium Textile Japan)のツールとしてオンライン展示会を行う、日本発テキスタイル・ポータルサイト。プレミアムテキスタイルジャパンの出展者を対象にトレンド&インデックス展示申請素材の画像を集積したウェブサイトを展開し、オンラインでのテキスタイル情報のR&D(Research and Development=研究開発)とビジネスマッチングを支援する。Text:Shinichi Higuchi(樋口真一)

プレミアムテキスタイルジャパンは、バイヤーと招待者のみを対象に、厳選された出展者が高品質なテキスタイルを提案するビジネス商談会。年2回開催しているが、昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響などから5月のプレミアムテキスタイルジャパン2021春夏は中止。今月開催予定のプレミアムテキスタイルジャパン2022春夏も最大滞留人数を大幅に減すなど、厳しい条件の中で行われる。

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JFW テキスタイル・オンラインサロンは、緊急事態宣言が続く中、来場者数が減少するなどの状況を保管し、ビジネスマッチングを支援するために行われるもの。出展者の商品をデジタル化し、プレゼンテーションを行うためのサイトを5月13日に開設した。現在はプレミアムテキスタイルジャパン2022春夏出展者65社の698点の素材を掲載している。

日本のテキスタイル・コレクションをオンライン上に整理し、国内や海外の誰もが、いつ、どこでも、欲しい素材の情報を簡単に取り出し、ビジネスに活用できるJFW テキスタイル・オンラインサロン。出展者は実際の商談に加え、常時自社のテキスタイルを発信し、ビジネスの機会を高めることができ、国内外のバイヤーは欲しい情報を収集することができる。

テキスタイルの最新情報、わかりやすい素材画像、高度な検索機能、風合い指標、マイページ機能、日本全国の産地情報などが特徴。ユーザー登録を行わなくても、トップページからインデックス、企業一覧、サステイナブル、産地紹介まで、閲覧制限なしに見ることができる。トップページからのキーワード検索や原料区分、素材、取引対応、機能性、生産地などのカテゴリー区分検索や、インデックスページからのアイテム・用途分類、原料区分、素材などによる条件検索、サステイナブル分類ごとの検索なども可能だ。

また、画像は平置き、ゲージ(柄の大きさ)、拡大、素材の質感のわかるドレープの、4種類の画像を掲載していて、画像ではわかりにくい風合い(軽さ・厚さ・柔らかさ・ストレッチ性などの指標)なども掲載されている。

さらに、ユーザー登録すると自身のマイページを作り、のお気に入り追加機能で、必要な情報を保存することもできるようになる。

今後は英語対応の追加による海外販路開拓の支援、ニュースや動画の充実なども進めていく予定だという。また、産地単位などで参加する企業も多いJFW ジャパン・クリエーション(JFW JAPAN CREATION)出展者への解禁は別途検討するとしている。

都内で行われた会見で、川島朗JFWテキスタイル事業統括ディレクターは「検索機能などバイヤーとして見たいもの、欲しいと思っていた機能を実現することができた」とした上で「とにかくやってみることが大切。次のステップとして産地情報の中に価格帯を含めた方がいいなど、やっていく中で気づくことや出てくる意見もたくさんある」と強調。古茂田博JFW事務局長は「5月展は緊急事態宣言の中で東京に行きにくいという声もあるし、入場規制もあるが、そうした状況を保管したいし、基盤を作るいい機会だと考えたい」などと話した。

JFW テキスタイル・オンラインサロン(JFW Textile Online Salon)https://jfw-textile-online.com/

 

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