プレミアムテキスタイルジャパン2022春夏(Premium Textile Japan 2022 Spring/Summer )」が5月25日と5月26日に開催

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昨年11月のプレミアム・テキスタイル・ジャパン2021秋冬(Premium Textile Japan 2021 Autumn/Winter)とJFW ジャパン・クリエーション2021(JFW JAPAN CREATION 2021)から

日本ファッション・ウィーク推進機構が主催する「プレミアムテキスタイルジャパン2022春夏(Premium Textile Japan 2022 Spring/Summer )」が5月25日と5月26日の2日間、東京・有楽町の東京国際フォーラム・ホールE-1で開催される。Text:Shinichi Higuchi(樋口真一)

最大滞留人数を昨年11月の1250人よりも大幅に少ない750人とし、最大人数を超えた場合は入場規制を実施、看護婦を常駐させるとともに、主催関係者(施工人工、搬入業者を含む)は会期2週間前から体温を測定・記録するなど、緊急事態宣言が延長された中で、国や東京都が決めたイベント開催規定よりも厳しい措置を施しての実施となる今回。前回から続く「JFWサステイナブル・プロジェクト」と、今年5月からスタートする「JFWテキスタイル・オンラインサロン」を前面に打ち出し、開催する。

プレミアムテキスタイルジャパンは、バイヤーと招待者のみを対象に、厳選された出展者が高品質なテキスタイルを提案するビジネス商談会。

プレミアムテキスタイルジャパンとしては20回目となる今回は、新作コレクションの制作が遅れていることや東京への出張が難しいこと、日本代理店がない海外出展者が出展を辞退したことなどから、開催中止となったプレミアムテキスタイルジャパン2021春夏から約20パーセント減となる国内71件、海外3件の計74件98.5小間(前年エントリー数95件124小間)が出展。

<A ゾーン>短繊維(コットン、麻、ウール、複合)32件、<B ゾーン>長繊維(化合繊、シルク、機能素材、複合)20件、<C ゾーン>染色・後加工、プリント、刺しゅう・レース、皮革14件、<D ゾーン>服飾資材、ニット、撚糸(ねんし)、パイル8件の4つのゾーンで、2022年春夏向けの最新テキスタイルを紹介する。

トレンド&インデックスコーナーでは、アース(EARTH)を施工テーマに、地球環境、再生などサステイナブルを意識し、木工を多用せず、環境負荷が低い段ボールを使用。巨大なホワイトボードを使い、「SIGN-メッセージを伝える-」をコンセプトにダイナミックに表現した。サステイナブルプロジェクトは、該当素材を集積したトレンド「センスオブワンダー」を前面に設置。トレンド素材462素材中サステナブルが159素材、服飾資材19点中サステナブルが4点、インデックス219素材中サステナブルが68素材となっている。また、密になりやすいテーブル展示ではなく、オープンな仕様にする。

さらに、今回はデジタルインデックスコーナーを設置。壁面パネルを使い、5月12日にスタートしたオンライン展示会「「JFWテキスタイル・オンラインサロン」の機能説明と告知を行うとともに、掲載各社のQRコードを並べ、来場者がQRコードを読み取ることで各企業の素材を閲覧できるようにし、利用者を増やしていく。

川島朗JFWテキスタイル事業統括ディレクターは「延期も考えたが、6月にもっと厳しい状況にならないという保証はないし、出展者からの問い合わせもやってほしいという声が多かった。無事に開催し、終わるようにしたい」。

古茂田博JFW事務局長は「前回の11月展も心配していたが、開催したことで学んだことも多かったし、自信や発見にもつながった。テキスタイルは触るのが前提だが、フィジカルとデジタルのハイブリッドが求められる中で、JFWテキスタイル・オンラインサロンによって、より中身のある支援をしたい」などと話している。

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