第48回モード・イン・フランス(Mode in France)展2020/2021年秋冬コレクションが開催

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第48回モード・イン・フランス(Mode in France)展2020/2021年秋冬コレクションが2月5日から2月7日の3日間、東京・渋谷のベルサール渋谷ファースト地下1階で開催された。Text & Photo:Shinichi Higuchi(樋口真一)

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フランス婦人プレタポルテ連盟(Fédération Française du Prêt à Porter Féminin)が主催するモード・イン・フランス展は、日本でフランスの最新コレクションを紹介するもの。会期を約1か月後ろ倒しするとともに、白を基調に光あふれる明るい雰囲気にするなど、ブースの仕様や什器(じゅうき)なども一新した今回。三越伊勢丹、高島屋、松屋、ビームス、シップス、アバハウスインターナショナルを始め、有力百貨店やセレクトショップも来場したほか、大阪や神戸などからの来場も増加。活発な商談が行われた。

2日目に行われたプレスミーティングで、フランス婦人プレタポルテ連盟のエルヴェ・ユシェ(Hervé Huchet)プロジェクト・ディレクターは、フランスから日本へのウエアの輸出について「2018年11月から2019年11月までの1年間の売上高は8パーセント増。ヨーロッパ以外では第5位の輸出相手国となっている。EPAの発行もあったことから、もっと伸びると思っていたが、予想したほどではなかった。日本より早く行われた韓国では22パーセント増。日本では関税撤廃の恩恵が消費者に還元されていないのではないかとみている」と説明。その上で、今回の第48回モード・イン・フランスについて「出展社は15社増え、そのうち新規出展社が10社となるなど、とても満足している。初の2月開催が出展社の増加につながっている」などと強調した。

また、モーダ・イタリアとの同時期の開催や新型肺炎の影響については「第56回モーダ・イタリア展(Moda Italia 56th)と第66回シューズ・フロム・イタリー展(Shoes from Italy 66th)2020/2021年秋冬コレクションと2日間会期が重なったことの相乗効果があった。新型肺炎の影響は特に感じていない。新型肺炎による出展中止などはなかったし、出展社のためのマスクや消毒用のジェルなども用意したが、展示会は落ち着いた雰囲気だ」と話した。

なお、次回の第49回モード・イン・フランスも昨年より1か月遅い8月26日から8月28日、東京・渋谷のベルサール渋谷ファーストで開催。子供服メーカーなども参加する予定だという。

バスク・イン・ザ・サン(BASK IN THE SUN)
バスク・イン・ザ・サンは、ヒトデやクレヨンで描いたような波のモチーフ、ピレネー山脈の色など、バスク地方の海や山からインスパイアされたコレクションを紹介。メンズブランドだが、Tシャツなどはレディースとしても着ることができる。また、70パーセントから80パーセントが化学薬品と有害物質を使わずに栽培、染色されたオーガニックコットンなど、高品質な天然素材で、工場も半径数キロの場所にし二酸化炭素の排出を抑えるなど、サステナブルでエシカルなファッションにこだわっていることもポイントになっている。

シェヴィニオン(CHEVIGNON)
40周年を迎えるシェヴィニオンは、ブランドのアイコンでもある異素材をドッキングしたジャケットや取り外し可能な襟やフード付きのジャケットとコートを始め、キッズなども展示。日本やアジアの再強化と新しい展開に向けたリサーチなどのために出展したが、懐かしいという反応も多く、ヴィンテージを探しているバイヤーなどからも好評だったという。

エム・エックス・パリ・マキシム・シモアンス(M.X.PARIS MAXIME SIMOENS)
オートクチュールコレクションとプレタポルテコレクションを7年間展開したマキシム・シモエンスによる、メンズブランドのエム・エックス・パリ・マキシム・シモエンス。今回は世界戦略の1つとしてアジア地域を強化するために出展。スポーティウェアのイメージやオリジナルプリントなどが特徴のコレクションを紹介。フォーマルウエアとして質の高い商品を追求し、細部にもこだわったコレクションを提案した。

メゾン・エフ・パリ(MAISON F PARIS)
メイドインパリにこだわる高級服飾雑貨ブランドのメゾン・エフ・パリ。マグネットを使うことで服を傷つけずに簡単に取り外しができることや、コウモリ、折り紙、猫、蛇、トンボなどをモチーフにしたユニークな形などが特徴のメンズとレディースのネクタイやちょうネクタイ、リボン、アスコット・タイなどを展示。ラペルホール用のフラワー、手首用リボン、シュシュ、ヘアバンドなども紹介した。パリでストライキが続く状況の中でパリに来ることができないバイヤーのために参加したが、初日から高島屋や阪急百貨店などの有力百貨店のバイヤーが来場するなど好評で、新規も増えているという。

ローズ&フールズ(LORDS&FOOLS)
ローズ&フールズはメンズコレクションとともに秋冬からスタートするレディースコレクションを紹介。刺しゅうを駆使したデザインなど独特のデザインや大胆な色使いのデザインとともに着やすそうなスーツやスニーカーなども展示した。他にないものを求めるバイヤーなどから反応は良かったという。

ビー・パリジャン(BE PARISIAN)
スカーフブランドのビー・パリジャンは、レディースとともにメンズ向けのコレクションも提案。スカーフとしてはもちろん、ワンピースやトップスなど様々な使い方ができることが特徴の大型のスカーフやストールを展示した。素材はほとんどがシルク。同ブランドは「パリのボンマルシェでも販売しているが、日本でも有力百貨店やセレクトショップで展開したい」としている。

クルトワ・パリ(COURTOIS PARIS)
数々の有名メゾンで帽子作りの腕を磨いたフレデリックによる、帽子ブランドのクルトワ・パリ。リボンを付け替えることができるデザインなどプレタポルテのほか、オーダーにも対応。1つ1つ手作りによる帽子の文化を大切にするブランドらしく、日本でもこだわりのある百貨店などで展開したいという。

ジェルメンヌ・デ・プレ(GERMAINE DES PRES)
サンジェルマンデプレでスタートしたことがブランド名の由来となったランジェリーとホームウェアのジェルメンヌ・デ・プレは、GOTS認証取得済みのオーガニックコットンのショーツや、コットンやシルクを使ったチュニック、ショートパンツ、ネグリジェ、ビーチドレスなどのルームウエアを発表した。ショーツはすべてGOTS認証取得済みのオーガニックコットンを使用していて、カラーバリエーションに加えて、刺しゅうを使うことでバリエーションを更に広げているほか、箱もサスティナブルなものになっている。

ピポラキ(PIPOLAKI)
インスブルックや札幌の冬季オリンピックで、フランスとスペインの金メダリストがニット帽をかぶっていたことで知られるピポラキは、イタリアの高級素材を使い、イタリアで生産したプレミアムシリーズや、同ブランドを象徴するモデルをリニューアルしたビンテージコレクションを始め、ポンチョやケープなども紹介。リバーシブルやフェイクファー、リアルファーを使ったデザインの両方を提案していることもポイントになっている。

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