明治座が創業145周年を記念し、チームラボによる緞帳「四季喜昇座 – 時を紡ぐ緞帳」を制作。

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明治座はチームラボによる新しい緞帳「四季喜昇座 – 時を紡ぐ緞帳(どんちょう)」を制作した。4月11日から明治座主催公演で会場から開演10分前まで公開している。新しい緞帳は東京で最も長い歴史を持つ劇場「明治座」の創業145周年を記念して制作された。前日の10日に内覧会を行い、詳細を発表した。

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明治座の前身である喜昇座が誕生した、文明開化ごろの日本橋の町並みと人々の営み、伝統的な緞帳の、きめ細やかな装飾を4K解像度と同等の高画質によるデジタルによる映像表現で再構築。縦7メートル×横20メートルというスケールで制作された「四季喜昇座 – 時を紡ぐ緞帳」。

日本で初めてのデジタルテクノロジーを用いた「四季喜昇座 – 時を紡ぐ緞帳」は実際の日本橋の天候に連動していて、時間や季節とともに、日々移り変わり、人々の営みも変化するもの。チームラボが手がける作品は、時の流れが止まることがなく、1年を通して刻々と移ろっていくなど、四季折々で表情を変え、開演前の高揚感を高める、明治座ならではの新しい緞帳になっていることが特徴になっている。

明治座の三田芳裕社長は「明治座は明治6年に喜昇座(きしょうざ)として開業して以来、146年の歳月が流れたましが、その間に何度も経営的な危機に見舞われ、関東大震災や太平洋戦争で建物が壊滅的な状況になりました。その都度、復活できたのはお客様や関係者、地域の人たちの温かい支援のたまものですが、進取の精神の継承もあったとも言えます。日本で最初に館内の照明としてガス灯を使用し、シェイクスピアの劇を日本で初めて上演した記録も残っています。戦後も映画スターを一堂に集めた東映歌舞伎という記録的な公演をさせていただきました。146年の歴史は新しい事象への挑戦の歴史とも言えると思います。この姿勢は先達(せんだつ)から引き継いだ明治座の教示として今後も守り続けていきたいと考えています。今回緞帳を新しくするのに対してもその姿勢を感じていただけるように新たな発想で制作しました。緞帳はお客様が劇場に来て最初に御覧になるものであり、劇場の顔とも言える、とても大切なものです。練達の職人の手によって織り込まれた緞帳は日本独自の公営美、美術品としての価値も持ち合わせています。劇場の主の目的は舞台ですが、明治座は歴史的に、おいしい食事や買い物、観劇以外のいろいろなお楽しみということを大切にし、総合的なエンターテインメントの体験を提供することを目指しています。新調された緞帳を加えることでお客様により充実したひとときを過ごしていただきたいと考えています」と挨拶。

チームラボ猪子寿之代表は「天候に連動しているので今日は雨が降っているので作品にも雨が降っていて、桜が咲いています。季節に合わせて夏にはお祭り、秋には紅葉、冬には雪景色、お正月のたこ揚げやコマ回しなどを見ることもできます。さらに、季節ごとに、ほおずき市、朝顔市、人形市や、カツオを担いでいる人々の様子から季節を感じられ、文豪や力士、歌舞伎役者のほか、今はない職業や当時の人々の営みを感じることもできます。海外から来た人もいますし、その人たちは脚の長さや歩き方なども違います。伊藤博文や西郷隆盛など歴史上の人物も登場します。是非探してみてください。今回は緞帳を楽しむという文化をデジタルという新しい領域で伝えていきたいと思いました。そして、長い歴史を持つ明治座の起源をかいま見ながら、今日を生きる私たちの四季を感じ、何度来ても変化や発見があるような緞帳を目指しました。この緞帳は常設されますので、友達や家族と楽しんでいただければ。日本の歴史や美をひも解き、過去から現在、未来へとつながるような緞帳になればいいとおもっています」などと話した。

Text & Photo:Shinichi Higuchi(樋口真一)

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