アシックス「ゲルカヤノ 25(GEL-KAYANO25) 発売記念トークイベント」 開催。mita sneakers国井栄之さんとKAYANOシリーズの生みの親、榧野(かやの)さん登場

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アシックスジャパンは6月2日、東京・渋谷のアシックス原宿フラッグシップ でmita sneakersの国井栄之さんとKAYANOシリーズ生みの親である榧野(かやの)俊一さんによる「ゲルカヤノ 25(GEL-KAYANO25)発売記念トークイベント」 を開催した。

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フルマラソン完走をより身近なものにするシューズを目標にして、クッション性と安定性を重視しながら、軽量性と反発性などにも優れた長距離ランニング用の高機能モデルというコンセプトで作られた「ゲルカヤノ(GEL-KAYANO)」。今回のイベントは、同ブランドのフラッグシップモデルの1つである「ゲルカヤノ」シリーズの節目となる、25 代目のモデルの発売を記念したもの。

mita sneakersのクリエイティブディレクターとして、ブランドとのコラボレーションモデルや別注モデルのデザインを手がけるほか、国内外の様々なプロジェクトに関わっている国井さんと、初代モデル「ゲルカヤノトレーナー(GEL-KAYANO Trainer)」のデザインを担当した、アシックススポーツミュージアム・アーカイブ部の榧野さんが登壇。これまでの「ゲルカヤノ」シリーズの進化や、ストリートから見たハイパフォーマンスシューズの魅力などについて語った。

また、イベントにあわせて、初代から 25 代目までの歴代の「ゲルカヤノ」シリーズを一同に集めたアーカイブの展示も行っている。

トークイベントの冒頭、榧野(かやの)さんは「ゲルカヤノは日本ではなく、アメリカ向けの企画として作られたもの。当時、アメリカでは1つでいろいろな競技に使えるクロストレーニングシューズが流行っていたので、それに対応したクロストレーニングタイプのランニングシューズとして作られました。最初はゲルカヤノトレーナーという名前でした。なぜ、選手の名前ではなく、社員である私の名前がついたのかとよく聞かれます。はじめは、アメリカの販売会社の人が榧野さんががんばっているから、とりあえず開発のコードネームとしてKAYANOと付けておこう、でも最終的には変わるからと言っていましたが、KAYANOというのが異国情緒のある発音で、すごくいい、それにKから始まる単語が少ないので希少価値があるということで決まりました。僕に相談もなく、当時は、勘弁してよと思いましたが、今となってはありがたいなと思っています」というエピソードを披露した。

これまでの「GEL-KAYANO」シリーズの進化について、榧野さんは「機能ベース、テクノロジーベースで作っていますが、単にテクノロジーでデザインすればいいということではありません。顧客起点が大切。ユーザーになるアスリートの不平不満や、パフォーマンスをこう高めたいというニーズをうまくくみ取り、最先端の技術でデザインすること。それは今も昔も変わりません。ただ、初代から10代目、12代目くらいまでは、機能の組み合わせになっています。80年代、90年代のラジカセのダブルカセットなどのように、いろいろな機能がついているデザインでした。今は、非常にオーセンティックで、機能とともに最初からデザインされた、すごく機能美の高いものになっています。顧客起点やテクノロジーは変わりませんが表現は変わりました」と説明した。

国井さんは「昔との大きな違いは、榧野さん自身が機能まで考えてデザインしていたのに対して、今は研究所で、ソウルユニットはソウルユニット、アッパーテクノロジーはアッパーテクノロジーというように、個別で研究していて、デザイナーが再チューニングを施しているということだと思います。本質的な部分は変わらないけど、デザイナーの仕事のプロセスやものを作るプロセスが変わってきているのだと思います」と話した。

また、ストリートから見たハイパフォーマンスシューズについて国井さんは「今、スポーツとファッションは一番近いところにあると思いますし、異質なものがクロスオーバーしています。ファッションの人たちにはシューズの高機能モデルが作れないので、自分たちの作れないものを求めていますし、コンフォータブルなものを求める消費者も多いので、アシックスの本質である超パフォーマンス、てっぺんの部分に触れてみたいお客様も多いと思います」と解説した。

一方、榧野さんは「車はシャーシからタイヤまでいろいろな部分で構成され、それぞれの役割がありますが、GEL-KAYANOシリーズも同じように、安定性や屈曲性が必要です。役割、製造方法など、すごく近い関係にあると感じています」と語った。

さらに国井さんは「GEL-KAYANO25」に対して「アシックスタイガーではGEL-KAYANOの初代モデルが復刻モデルとしてリリースされているので、最新モデルと履き比べてみることもできるし、GEL-KAYANO25でフォームが画期的に進化したので、過去のモデルを復刻する時にもGEL-KAYANO25の進化を流用し、ルックスを変えずに進化させることもできると思います。GEL-KAYANO25の進化をここだけでなく、普段ライフスタイルに履ける靴に落とし込むなど、いろいろな可能性を感じます。今回はカラーリングも従来のGEL-KAYANOとは一線を画するものが多いので、街でアシックスの最先端に触れることも普通にできるかなと思っています」とした上で、「僕の知っているだけでも、アシックスはこれからめちゃくちゃみんながびっくりするような仕掛けや試みを作ると思うので、楽しみにしています」と話した。

アーカイブの展示は6月30日まで、同店で行われている。

Text & Photo:Shinichi Higuchi /(樋口真一)

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