まとふ(matohu)ゲストアーティストシリーズ Vol.10 「うつわの現在形」展開催。長着などの購入でコラボレーションしたボタンのプレゼントも

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matohu ゲストアーティストシリーズ Vol.10 George Nakamura「うつわの現在形」展が6月1日から6月10日、東京・渋谷のmatohu 表参道本店で開催されている。10回目となる今回は、伝統の地、京都の清水五条坂でロクロを回し、作陶する陶芸家の中村譲司さんを迎え、お茶の器などを中心に展示している。

ゲストアーティストシリーズにはこれまで、金魚などで知られる美術作家・深堀隆介さんやロンドンを拠点に活動するアーティスト播安芸子さんなどたくさんの作家が参加してきたが、日常に使う陶芸は初めて。淡い色やぼかし、金色などを使った器などの作品は表参道店に以前からあったように並び、服や空間と調和している。手に取ってみると軽さに驚かされる。

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また、今回はイベントのために、中村さんとまとふ(matohu)とのコラボレーションによる特製の磁器ボタンも制作した。ボタンは、虹色に光るペルシャ秞のラスター彩ボタン、彫り込んだ溝にグリーンの秞薬がたまった白翠結晶線刻ボタン、楕円にくぼませた青い光沢が美しい海碧結晶ボタン、溝に金色が光る鉄秞金彩ストライプボタンの4種類、2サイズでイベント期間中にジャケットか長着を購入すると好きなボタンが1つプレゼントされる。また、単品としての販売も行っている。価格は20ミリメートル1,000円、28ミリメートル1,300円。

初日の6月1日にはオープニングレセプションが行われ、中村さんも来場。「通常の仕事とは全く違いました。もともと、器だけでなく建物の中に合う器を作るというのが自分のスタイルでしたが、5年前まとふと出会って、その建物の中に住む人はどんな人なのか、衣食住までどんな人が使うのかなど、使う人のことも考えるようになりました。今回はまとふの服を買う人はどんな人なのかを考え、ハイクラスな人たちやハレの日の服に合う器、普段使いというよりもハレの日の茶器を作りました。ボタンについては、コラボレーションということで何が一番わかりやすいのかを考え、ボタンになりました。まとふの服に合うということを意識して、実際にはこの4倍くらい作りました」と話した。

また、まとふの堀畑裕之さんは「骨董(こっとう)のイベントが出会い。骨董のイベントなのに、中村さんはなぜか現代陶器を出展していたのですが、そこで共感して、matohu茶箱展でも特注で作ってもらいました。今回やっとゲストアーティストシリーズに出てもらうことができました」。関口真希子さんは「以前も仕事をしたことはありましたし、作品をここに置いたこともあったのですが、今回はお任せでやってもらったので、今回の作品を初めて見たときには、かわいいと言ってスタッフと盛り上がりました。今後のコレクションでもコラボレーションなどができれば」という。

コレクションでは新しい表現方法やショーとは違う見せ方を模索しているまとふ。ゲストアーティストシリーズは今後も継続していくというが、次の展開も注目される。

Text & Photo:Shinichi Higuchi / (樋口真一)

matohu表参道本店
東京都渋谷区神宮前5の9の25
11:00~20:00

 

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