「ボキューズ・ドール(Bocuse d’Or)2019 日本代表発表及びチーム・ジャパン結成式」開催。日本代表のメゾン・ド・タカ芦屋料理長の髙山英紀シェフらが出席

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「ボキューズ・ドール国際料理コンクール2019 日本代表発表及びチーム・ジャパン結成式」が11月21日、東京・代官山のメゾン・ポール・ボキューズで開催され、日本代表のメゾン・ド・タカ芦屋料理長の髙山英紀シェフらが出席した。Text & Photo:Shinichi Higuchi / Chief Editor(樋口真一)

欧州で最大の外食産業見本市シラ国際外食産業見本市と同時開催される、ボキューズ・ドール国際料理コンクールは、ヌーベルキュイジーヌの先駆者で1965年以来ミシュラン3つ星を維持し続けている世界的に有名なフランス料理のシェフ、ポール・ボキューズの名に因(ちな)んで、1987年にスタートした世界最高峰の料理コンクール。2年に1度、フランスのリヨンで各大陸予選を通過した、24か国のシェフによる決勝大会が開催されるコンクールは、各国のトップシェフが審査員を務めており、「料理界のオリンピック」とも呼ばれている。人気料理番組「料理の鉄人」のもとになったとも言われているという。

また、2013年に開催された第14回では日本代表の浜田統之シェフ(現 星のや東京 料理長)が世界第3位銅メダルを獲得。浜田シェフが料理長をする「星のや東京」は11月4日に安倍首相とイヴァンカ・トランプ氏が会食したレストランとして話題となった。

日本代表発表及びチーム・ジャパン結成式には、「第3回ひらまつ杯 ボキューズ・ドール国際料理コンクール 日本代表選考」で優勝し、日本代表に選ばれた髙山シェフとともにチームジャパンを結成する2位の戸枝忠孝シェフと3位の米田武史シェフが登場。髙山シェフは「アジアパシフィック大会最低でも本戦に出場できる5位以上、できれば1位を目指したい。前回は日本を出し過ぎてしまったので、今回はフランス料理をしっかりと学び直した。東京オリンピック前年の2019年の本戦でしっかりと勝利をつかみ、日本に勢いを付けたい」と意気込みを語った。

スペシャルゲストとして登場した、ボキューズ・ドール創始者ポール・ボキューズ氏の子息でボキューズ・ドール国際料理コンクールプレジデントのジェローム・ボキューズ氏は「ボキューズ・ドールは今年創立30周年。10年前、20年前とは比べものにならないほどレベルアップしているが、髙山シェフには本戦で表彰台にのぼり、アジアのシェフの実力を見せてほしい」とあいさつ。ボキューズ・ドール JAPANの辻芳樹理事は「本戦まで一年半。技術はしっかりしているので、課題は固い頭をどう柔らかくできるのかだと思う」とエールを贈った。

会見後の懇親会では、日本代表選考で髙山シェフが調理した鳥取県産鹿肉を使った肉料理の大皿(プラトー)を一部再現した料理も披露された。

高山シェフは来年5月8日と9日に中国・広州で開催される「ボキューズ・ドール アジアパシフィック大会」に出場し、2019年1月29日と30日にフランス・リヨンで開催されるフランス本選を目指す。

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