第1回「IFF MAGIC JAPAN」東京ビッグサイトで開催

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第1回「IFF MAGIC JAPAN」(主催=繊研新聞、UBM Japan)が4月26日から28日まで東京ビッグサイトで開催された。これまで34回開催されたJFW-IFF(JFW-インターナショナルファッションフェア)と世界最大規模のアメリカの合同展示会MAGICが業務提携した。初めての開催となる今回は700社が出展した。

黒を基調とした会場や日本の注目デザイナーと世界の有力バイヤーとのマッチング、ファッション雑誌やWebメディア、ブロガー、モデルを使ったPRなど、ファッション性や従来のJFW-IFFとの違いを強調した。日本からも東京コレクション=現在のアマゾン ファッション ウィーク東京(Amazon Fashion Week TOKYO)に参加したことのあるブランドも出展したが、イメージチェンジやマッチングについては、まずは予想以上だったようだ。

廣川玉枝さんがデザインするソマルタ(SOMARTA)は、海外バイヤーとの商談ができるチャンスとして参加。エディットゾーンに出展し、トーキョーアイなど海外での展示会同様に、無縫製ニットを中心にしながら、刺しゅうを使ったものなど2017/2018年秋冬コレクションの中でも特徴的なものをピックアップして紹介。パリのセレクトショップ「メルシー」を始め、アメリカ、イギリス、フランス、香港、中国など20社近くのバイヤーと商談することができた。

かつては東京コレクションでもショーを行っていたキノ(KINO)。2017/2018年秋冬コレクションのレディースとメンズ両方を展示。リバティ、メルシーなど、8社と商談したが、「特にメンズがよかったと」石川智恵さん。

また、目玉モチーフやバルサンなどのモチーフを使ったインスタレーションで東京コレクションに衝撃を与えたこともある、あのキューン(CUNE)も海外バイヤーと商談するためにメンズゾーンに参加。インパクトを出すためにウサギのモチーフや目玉を使ったデニムのボトムスだけを展示したが、4社と話すことができたという。

「01」をテーマにした今回。名刺代わりの第1回で、バイヤーとのマッチングから会場のムード、さらにはパーティの雰囲気まで、これまでのIFFとの違いと84年の歴史やネットワークを見せつけた。「IFF MAGIC JAPANじゃなく、MAGIC JAPANみたい」という声も聞こえる中で、JFW-IFFが黒船に対抗する次の一手を打てるのか、それともMAGICが次も今回以上のものを見せられるのか。本当の勝負となる9月26日から28日に開催される第2回「IFF MAGIC JAPAN」が注目される。

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キューン(CUNE)2017/2018年秋冬コレクション

 

 

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